*北京変わり種切手五輪

2012年8月 4日 (土)

ハイチ・北京五輪切手の初日カバー

Beijing

 ロンドン五輪の真っ只中ですが、先日、ひとつ前の北京五輪の変わり種切手のカバーを入手しましたので、ご紹介します。

 画像の上側は、ハイチ発行のレンティキュラー印刷(立体印刷)切手のカバーです。小型シートから切手部分を切り取って貼付しています。
 下側は、同じくハイチ発行の織物切手です。24枚シートを半分に切って貼付しています。

 どちらも、2007年10月15日付のHAITI PORT-AU-PRINCE局の記念印が押されています。一応「中国人民対外友好協会」の宛名が印刷してありますが、封筒に痛みがないので、実際に郵便で送られたものではなさそうです。
 非実逓の初日カバーとしてコレクションに入れておきます。

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2008年12月29日 (月)

北京変わり種切手五輪(17)「巻物」切手(その2)

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Makimono22 このシリーズも今回が最後ですので、それにふさわしい、超大物を2点ご紹介します。

 1番目の巻物の画像は、これもPスタンプで、60cm×188cmもあります。

 前回ご紹介した巻物切手は、巻物タイプのフォルダーに切手シートをはさみこんだだけのものでしたが、これは違います。
 絹製の巻物の上に、465mm×1,000mmの大きな切手シートを直接貼り付けているものです。
 2番目の画像は部分的に拡大したものですが、判りますでしょうか?

 そしてもう1点、3番目の画像をご覧下さい。ちょっと見ただけでは、上の巻物切手の色違いに見えますが、こちらは、紙のシートを貼り付けたのではなく、全体が絹製の切手シートになっています。
 これこそ、究極の(?)巻物切手といえます。
 4番目の画像はその部分拡大ですが、ご丁寧に目打穴まで空けてあります。

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 全体が絹製の小型シートになっていますので、これは、世界最大の小型シートと言うことができるかもしれません。
 また、絹製のPスタンプというのも珍しく、おそらく世界初です。さらに、このシートの中央部分の地図には24Kの金箔が施されており、金箔+絹製切手のコンビネーションも世界初となります。

 どちらのシートも、合計142枚の切手と、146枚のタブの合計288枚が入っています。
 また、この巻物には、聖火リレーのトーチに似たデザインの金属製のケースと化粧箱、そして証明書が付けられています。これらを写したものが、最後の画像です。

 なお、証明書の記述によれば、発行日は2008年4月8日、発行枚数(巻数?)は、何と20万とのことです。20万枚(巻)も発売されたなら、もっと市場に流通していても良いのですが…。

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2008年12月28日 (日)

北京変わり種切手五輪(16)「巻物」切手(その1)

Makimono11 このシリーズもそろそろ終わりに近づいていますが、開催国の中国から、面白いPスタンプ(プライベート・オーダでオリジナルの図案が作れる切手)が発行されましたので、ご紹介します。

 画像上(クリックすると拡大します)は、見てのとおり、巻物タイプのフォルダーに五輪記念の切手40枚と、五輪競技のイラストが描かれたタブ(切手と連刷になった同型のシール)40枚で構成されるシートが納められたものです。変わっているのは、フォルダーだけで、納められた切手シート自体は、結構大きいことを除けば(実測372mm×270mm)、特に変わったものではありません。

 一種の記念品として販売されたらしく、特製の化粧箱と紙袋が付いていました。画像下(クリックすると拡大します)はその写真で、上から、「紙袋」「化粧箱」「巻物」「証明書」の順に写っています。
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2008年12月25日 (木)

北京変わり種切手五輪(15)ホログラム

Beijingholo 「北京変わり種切手五輪」のシリーズも、もう15回を数えました。「もう飽きた」とおっしゃらずに、あと数回お付き合い下さい。

 画像で紹介するのは、中国発行の、北京五輪開幕記念の小型シートです。
 この小型シートと同図案の切手シートが、開幕日の8月8日に発行されていますが、これは、それから2カ月以上も後の10月24日に発行されたシートです。五輪閉幕後だいぶ経ってから、堂々と開幕記念の切手を発行するところがスゴイですね。何か事情があって発行が遅れたのかもしれません。

 画像では判りにくいですが、全面が金属箔の切手で、ホログラムで記念の文字や切手背景の「鳥の巣」の模様が入れられています。

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2008年12月23日 (火)

北京変わり種切手五輪(14)実逓カバー

 以前、このブログでも紹介した、ビデオCD切手の実逓カバーを、何とか入手することができました。(画像上)
 この切手は重いので、このカバーを作成した人も苦労したらしく、厚紙製の封筒をくり抜いて窓を作り、そこからビデオCD切手を出して、消印を押しています。
 消印は2007年10月15日です。どうやらこの日が発行日だったようですね。

 なお、併せてレンティキュラー印刷切手の実逓カバーも入手しましたので、一緒にご披露します。(画像下)
 こちらも消印は2007年10月15日です。

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2008年12月16日 (火)

北京変わり種切手五輪(13)北朝鮮の円形切手

Beijingnk1 ハイチの「紙製」円形切手小型シートは2種類の図案が発行されていることは、以前お伝えしましたが、北朝鮮でも2種類発行されていることが判りました。

 ハイチと同様、レンティキュラー印刷切手の2種類の図案に合わせたものですが、同時に発行されたのではないらしく、1種(オリンピックマスコット図案)は今年前半に、もう1種(画像上)はごく最近になって、それぞれ別の切手商から購入しました。

 なお、マスコット図案の方は、実逓カバー(しかも北朝鮮国内書留便)も入手しましたので、ご披露します(画像下)。

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2008年12月 9日 (火)

北京変わり種切手五輪(12)加刷

Panda オーストリアは、今年、サッカーの欧州選手権(EURO2000)の記念切手を、これでもかというぐらい発行しました。しかし北京五輪に関しては、画像の加刷小型シートが発行されただけと、至って地味です。元々、この国は冬季五輪の切手しか発行していませんでしたので、仕方ないのかもしれません。

 台切手(注:加刷前の切手)は、2003年発行のパンダを描く円形切手入りの小型シートです。確かに、中国にちなんだ図案ではありますが、オリンピック切手としては違和感がぬぐえません。

 なお、この加刷切手は「郵趣」誌の12月号に掲載されていましたので、かなりの発行枚数があると思いますが、オーストリア郵政のホームページでは販売されていませんでした。正式にカタログに掲載されるかどうかは、微妙な所ですね。

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2008年11月28日 (金)

北京変わり種切手五輪(11)平行四辺形切手

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 ベトナムからは、平行四辺形の切手が4種類発行されました。
 台形の切手と同様、平行四辺形の切手も少なく、エル・サルバドル(1970年)、モンゴル(1975年)、パキスタン(1976年)、スロベニア(1992年)、フィンランド(2000年)、北朝鮮(2005年)、そして今回のベトナムで7カ国目です。

 最近ベトナム旅行へ行った知人がいましたので、葉書を託して、現地から送ってくれるように頼みました。そして今日届いたのが画像下の2枚です。消印もハッキリ読めて、良い状態で届きました。(Yさんありがとうございました。)

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2008年11月20日 (木)

北京変わり種切手五輪(10)台形切手

Daikei スリランカから4種セットで発行された、台形の五輪記念切手です。(画像上:4種の内の1種のペア)

 オリンピックの表彰「台」にちなんだのでしょうか・・・。
 台形の切手チェコスロバキアの台形切手を除く))の発行国は結構少なく、モナコ(1955年)、マルタ(1967年)、マレーシア(1967年)、ニジェール(1974年)、タンザニア(1987)、インドネシア(2003)そして今回のスリランカ(2008年)で7カ国目となります。

 なお、この切手は、日本の切手商で入手することも難しくはありませんが、わざわざスリランカの切手商から購入しました。その際に3セット購入して、「うち1セットを封筒に貼ってくれないか?」と頼んで作成したのが、画像下の実逓カバーです。消印がやや不鮮明で、年と月までしか読めないのがヤヤ残念ですが、そう毎回綺麗な消印が押される訳ではないので、仕方ありません。

Daikeic

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2008年11月 9日 (日)

北京変わり種切手五輪(9)シルク製小型シート

Beijingsilk 「オリンピック博覧会記念」の小型シートをもう1点紹介します。
 画像を見る限り、前回紹介した小型シートの、一般発売分のシートのように見えます。しかし、このシートは、素材が絹でできているのです。

 中国では、最近絹製の切手シートをしばしば発行しており、これもその1点として仲間入りしたというわけです。
 これまで発行された絹製切手は、全て四角形の切手ばかりでしたので、円形の絹製切手としては世界初となります。

 Pスタンプと共に紙製の豪華なホルダーに入れられて発売されたものですが、その価額は郵趣サービス社で1,950円と、割とリーゾナブルです。

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