・セルフ糊シールタイプの変形切手

2009年12月24日 (木)

マークシート欄付きのクリスマス切手

Canadaself1 Merry Xmas !!
 ということで、今回はカナダのちょっと変わったクリスマス切手をご紹介します。

 画像上の大型のセルフ糊シール切手は、1983年に郵便自動化の実験のために発行されました。
 クリスマスの時期は、カード等を送るために郵便物の数がピークになるため、その合理化を目指したものです。
 最初に目が行くのは、下部のマークシート欄ですが、ここは郵便番号をマークするところです。そして、上部の印面左横の縦3本のバーコードが、「郵便番号付きの郵便物」であることを示しています。
 嬉しいことに、この切手を使って郵便番号を記入した郵便物は、少し割安の料金が適用されたとのことです。

Canadaself2 翌1984年にも同様のセルフ糊シール切手が発行されています。こちらは、前年より少し改良されて、上部の印面部分と、下部の郵便番号マークシート部分の間に切れ込みが入れられ、別々に離して貼ることができます。

 なお、これら2点の切手はスコットカタログには掲載されていませんが、そんなに珍しいものではなく、ebay等で検索すれば、数百円で入手することができます。

 なお、この実験の結果を受けて、1986年から郵便番号記入の割引郵便制度が正式なものとなり、バーコード付きのクリスマス切手が発行されるようになりました。

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2009年11月24日 (火)

完集・1974年のセルフ糊切手

Selfuk10 イギリスのセルフ糊式切手については、公式発行の20年以上前の1974年に、切手付封筒のプライベートオーダー制度を利用して作られたものがあることは、以前から、私のHPの「世界の変わった切手たち」のコーナーでもご紹介したとおりです。

 何しろプライベートに作られたもので、一般のカタログには載っていないので、全部で何種類作られたのか、ハッキリしませんでしたが、複数のイギリスの切手商から情報を得て、何とか全種類を集めることができました。全部で4タイプ、合計26種もあります。
 他のコレクターの参考のため、全種類をHPの方に載せましたので、ご覧下さい。なお新しく入手した実逓カバーも展示しています。

 TYPE Iの最低額面(1/2P)は大量に作られたみたいで、10枚ブロック(画像参照)も入手できました。しかし、他は製作(発行)された数も少なく、結構高額で売られています。特に少ないのは、TYPE IIIの大型の長方形切手6種ですが、ebayで格安で入手できたのはラッキーでした。
 また、TYPE IVの円形切手については、最高額面(5P)が900枚しか作られていないそうです。

http://www.aramaki.com/home/stamp/stamp8/self-uk.html

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2008年6月28日 (土)

イランのホログラム切手のバラエティ

Holoi1 イランが2006年に発行したホログラム印刷は、セルフ糊シール式ですが、この剥離台紙のバラエティを入手しましたので、ご報告します。

 画像上は、額面Rls.4400の方の切手ですが、最初に入手したのは白い台紙(左)だったのですが、今回入手したのは茶色の台紙(右)です。

 また、画像下は同時発行の額面Rls.5500の切手の裏側ですが、これについてもメーカーのロゴらしき模様が入ったもの(左)と、全く白いもの(右)の2つのタイプがあることが判りました。

 とすると、額面Rls.4400で裏面ロゴ入りのものや、Rls.5500で茶色の台紙のものもありそうですが、どうなることでしょうか。
Holoi2

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2008年6月18日 (水)

犬ぞり郵便?

Zoo1 伝書鳩郵便に続いて、犬ぞり郵便?の切手を紹介します。

 画像(上)のカバーは、1975年3月にクリーブランド動物園で発行されたローカル郵便切手のカバーです。一応切手上に"LOCAL POST"と記載されていますが、動物園内に設置された専用のポストに三角形の専用切手を貼った郵便物を投函すると、動物園の関係者が最寄りの郵便局に届けて、そこからは正規の郵便ルートで配達されるというシステムだったそうで、実態は、動物園への寄附を集める手段として発行されたものです。
 と、ここまでは、三角切手の専門カタログの記載で知っていた事項です。

 先週、この切手のカバーを入手して、新情報が2つ判りました。
 第1は、この切手は、「セルフ糊シール」切手だったということです。正規の郵政庁が発行したシール式三角切手は、1994年のオーストラリアが最初ですから、それよりも19年も早いことになります。また、アメリカ最初のシール式切手は前年に発行されていますので、惜しくもアメリカでは2番目の発行になります。
 初期のセルフ糊シール切手としては貴重なアイテムです。

 第2は、このカバーは、「犬ぞり犬」によって運ばれたものだということです。これについては、カバーの右下のゴム印を見て下さい(画像下)。"Carried By Siberian Husky Sled Dogs"と書かれています(Sledは、犬ぞりの意味です)。
Zoo2_3
 アラスカならともかく、何でクリーブランドで犬ぞりなの?との疑問は、封筒の中に入っていた説明書で解けました。
 それによると、50年前の1925年に、アラスカ最北端のNomeという町でジフテリアが流行し、その治療用の血清を運ぶのに犬ぞり隊が活躍しました。その際の犬ぞりを引いたシベリアン・ハスキー犬は、一時期ちょっとしたヒーローになりましたが、その後、クリーブランド動物園に引き取られて余生を過ごしたそうです。このカバーは、血清輸送の50周年を記念したイベントの一環として、ジベリアン・ハスキー犬に荷物を運ばせた際の記念カバーらしいです。
 ただし、イベントでこのカバーを運んだのは、あくまでも「犬」であって、「犬ぞり」では無かったと思われます。それは、ゴム印の記述が"Dog Sled(犬ぞり)"ではなく、"Sled Dogs(犬ぞり用の犬)"とされていますし、3月のオハイオ州に十分な雪が積もっていたとは考えにくいからです。タイトルが「犬ぞり郵便?」と「?」付きなのは、そのような事情からです。正確には、「犬ぞり犬郵便」とでもすべきでしょうね。

 なお、このローカル郵便自体は、イベント時だけの一時的なものではなく、ある程度継続的なものだったようです。ゴム印には"Inaugural(創業)"とありますし、翌1976年には別の図案で3種の三角切手が発行されています。ただし、毎回犬で運んだとは考えにくいですから、2回目以降は人間によって運ばれたのでしょうね。


 

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2008年2月14日 (木)

セルフ糊シール切手44周年

Self0_2

 こんにちは。2月14日といえばバレンタインデー…ですが、1964年の今日、アフリカのシェラレオネより世界最初のセルフ糊シール切手が発行された日でもあります。

 この切手は、44年前の発行にもかかわらず、いまだにフレッシュな状態を保っており、当時のWALSALL社の印刷技術の高さが伺える切手といわれています。

 そしてもう一つ、あまり知られていませんが、この切手の印刷技術の素晴らしさが判る特徴があります。上の画像はこのセットの高額面切手のシートの左端3枚分です。これらの切手の中央の地球の図案の中をよーくみて下さい。…ちょっとこの画像では判らないですね。
 では、もっと拡大した、下の画像を見て下さい。もうお判りですね。地球の図案の中に極小さなアルファベットが隠れているのです。
 こういった隠し文字は、シークレットマークとも呼ばれ、最近の切手ではしばしば見られます。しかし、この切手のシークレットマークは、30面シートを構成するそれぞれの切手の位置により、異なる文字が異なる場所に隠されているという凝りようです(つまり30種類のシークレットマークがあります。)。したがって、単片切手でもシート上の位置を調べることが出来、いわゆるリコンストラクション(切手シートの復元・再構築)が可能なのです。

 ちなみに、下の画像のシークレットマークの位置は、次のとおりです。
 ・1番切手(シートの左上):アフリカ大陸北西部分に"KS(?)"
 ・2番切手:南アメリカ大陸の東端に"AA"
 ・3番切手:北アメリカ大陸の中に"FL"
 皆さんも、お時間があれば、お手元の切手とにらめっこして、シークレットマークを探してみて下さい。肉眼でも何とか識別できます。

Self1Self2Self3


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2007年12月25日 (火)

セルフ糊切手の当たり年

Selfus Merry Christmas!!
 ということで、アメリカが1974年に発行した、有名なセルフ糊シール式クリスマス切手の画像をアップします。
 画像は、シートの左上部分ですが、耳紙部分に、"SELF STICKING STAMPS""REMOVE FROM BACKING"等の標語が入ったタブが付いているのが面白いです。
 米国切手ですので、単片は簡単に入手できますが、できればタブ付きで集めたいところです。

 ところで、この切手が発行された1974年は、このアメリカの切手の他にも、23日に紹介したジブラルタルイギリス、さらにはノーフォーク島といった国(地域)からもセルフ糊切手が発行されました。

 当時は、セルフ糊式シール切手というのは、四角形・変形を問わず珍しいものでしたので、この1974年は初期のセルフ糊切手の当たり年と言えるでしょう。

 参考までに、1974年発行のセルフ糊切手のリストを末尾に掲載します。セルフ糊切手常連発行国のトンガを合わせると、この年には5か国から発行されたことになります。
 ただし、1974年は世界最初のセルフ糊シール切手が発行されて10周年だというのに、先駆者のシェラレオネからの発行が既に途絶えていたのは残念です。

<1974年発行のセルフ糊式シール切手>
(1) 2月10日 イギリス(プライベートオーダー)
(2) 3月20日 トンガ(航空切手)
(3) 5月 2日 ジブラルタル(UPU100年)
(4) 6月20日 トンガ(UPU100年)
(5) 9月11日 トンガ(ガールスカウト)
(6)11月15日 アメリカ(クリスマス)
(7)12月11日 トンガ(王立海洋研究所)
(8)12月16日 ノーフォーク島(UPU100年)

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2007年12月23日 (日)

ジャポニカ&図案ミス

Bookturk_3 セルフ糊切手帳を整理していたら、面白い切手を見付けましたので、ご報告します。

 画像は、前回のセルフ糊切手帳リストの(16)のタークス・カイコス諸島の切手帳に収められた切手の1枚です。
 この切手帳は、郵便の父と呼ばれるローランド・ヒル卿死去100年の追悼切手ということで、古代からの通信の歴史を描いています。その中で、くさび形文字やパピルスを描いた切手の次に並んでいたのが、画像の切手です。画像ではつぶれて読めませんが、左下に"Chinese Paper"と書かれており、おそらく、中国で発明された紙を使った文書を描いたつもりなのでしょう。
 しかし、図案の手紙は仮名文字が使われており、どう見ても日本の文書です。切手発行の趣旨からすれば、ちゃんと中国の文書を載せるべきでしたね。

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今年最大の成果

Bookant1 先ほど、「世界の変わった切手たち」のコーナーに、世界最初のセルフ糊切手帳の展示を追加しました。

 私は、四角形のセルフ糊切手については、1980年代前半ぐらいまでの初期のものは収集対象にしています。しかし恥ずかしながら、1974年から1982年までの間に、これだけの数のセルフ糊切手の切手帳が発行されていることをズッと知らなかったのです。

 たまたま、ebayで他の切手を検索している時に、ジブラルタルの切手帳を見付けたときの驚きといったら・・・。それが今年の1月のことです。
 その後調べると、他の英領・英連邦諸国からも時々発行され、1981年のチャールズ皇太子ご成婚記念で途絶えているらしいことも判りました。 リストを末尾に載せましたが、全部で25種になります。

 そして、これらを入手することが今年の大きな目標だったのです。
 幸い、英領・英連邦諸国の切手は海外の切手商での在庫も多く、3カ月ほどでほぼ収集できました。しかし、最後に残ったのは(25)の加刷切手です。これは、(24)の切手に"S.Atlantic Fund +50c"という文字が加刷された寄付金付き切手で(画像上・下参照)、フォークランド紛争関係の寄付金を集めるために発行されたもののようです。

Bookant2_2  これがなかなか見つからず苦労しましたが、11月に英国の切手商のリストに載っているのを発見し、先週無事入手できた次第です。
 何とか年内にリストアップした切手帳を集めることができホッとしています。ただし、このリストは私がスコットカタログで見当を付けて作成したものに過ぎません。ひょっとしたら、まだリストから漏れたセルフ糊切手帳が発見できるかも・・・。もし、何か情報があれば、お知らせ下さい。

<セルフ糊切手帳リスト>
(1)1974年 5月 2日 ジブラルタル(UPU100年)
(2)1975年 3 月 3日 モンセラット(工芸品)
(3)1975年12月17日 ジブラルタル(ミケランジェロ生誕500年)
(4)1977年 2月 7日 アンティグア(エリザベス2世銀婚)
(5)1977年 2月 7日 グレナダ・グレナディーン(エリザベス2世銀婚)
(6)1977年 2月 8日 グレナダ(エリザベス2世銀婚)
(7)1977年 4月 4日 アンティグア・バーブーダ(エリザベス2世銀婚)
(8)1977年10月31日 バルバドス(エリザベス2世銀婚、*単片3種)
(9)1978年 4月12日 グレナダ・グレナディーン(エリザベス2世即位25年)
(10)1978年 6月 2日 アンティグア(エリザベス2世即位25年)
(11)1978年 6月 2日 グレナダ(エリザベス2世即位25年)
(12)1978年 6月12日 ジブラルタル(エリザベス2世即位25年)
(13)1978年 7月24日 タークス・カイコス諸島(エリザベス2世即位25年)
(14)1978年10月12日 アンティグア・バーブーダ(エリザベス2世即位25年)
(15)1979年 7月20日 モーリシャス(アポロ11号月着陸10年)*2007.12.24追加
(16)1979年 9月27日 タークス・カイコス諸島(ローランド・ヒル死去100年)
(17)1981年 6月16日 アンティグア(皇太子ご成婚)
(18)1981年 6月16日 セントルシア(皇太子ご成婚)
(19)1981年 6月16日 グレナダ(皇太子ご成婚)
(20)1981年 6月16日 グレナダ・グレナディーン(皇太子ご成婚)
(21)1981年 6月16日 ドミニカ(皇太子ご成婚)
(22)1981年 7月 7日 タークス・カイコス諸島(皇太子ご成婚)
(23)1981年 10月29日 カイコス諸島(皇太子ご成婚)
(24)1981年 8月14日 アンティグア・バーブーダ(皇太子ご成婚)
(25)1982年 6月28日 アンティグア・バーブーダ(*(24)に寄付金加刷)

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2007年11月27日 (火)

クリスマスの円形シール切手

Roundjap 昨日、恒例となった「冬のグリーティング切手(要はクリスマス切手)」2種シートが、これまた恒例のセルフ糊シールタイプの切手として発行されました。このうち、50円切手のシートの方は、恒例を破って?円形切手となっており、一部で話題になっています。
 変形切手収集家の私としては、実逓カバーも入手したいところですが、実家の姉が発売初日の消印で私宛の葉書を送ってくれました(画像上参照)。感謝です。

 たぶん、円形+シール切手+クリスマス切手という組み合わせは、世界でも最初ではないかと思います。(注:その後、11月8日にアイスランドが先に発行していることが判明しましたので、世界で2番目ということになります。)

 ただし、切手部分ではなく、シート全体の形が円形のシール式クリスマス切手であれば、2004年にロシアから発行されています(画像下)。この切手は、クリスマスツリーを描いた扇型のシール切手を8枚合わせたピザパイのような構成ですが、見てのとおりの可愛らしさで、変形切手コレクターでなくとも1枚欲しくなりますね。
Roundrus

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