・特殊な印刷の切手

2008年4月17日 (木)

立体印刷切手のおかしな図案

3dss1 こんにちは、椙山さんのブログの記事を見て、私も手持ちの立体切手図案を改めて確認してみました。
 さすがに椙山さんの選んだ、チープ感暫定1位切手に勝てそうなモノはありませんでしたが、小型シートの図案におかしなモノを見つけましたので、ご紹介します。

 まず、1番目の画像は、イエメン王国が70年に発行した動物図案の立体印刷切手の小型シートですが、シート地の右側に、カンガルーが描かれています。ライオン、サイ、シマウマ、ダチョウとアフリカの動物の中に、オーストラリアのカンガルーが混じっているのは、ちょっとね…という感じです。

3dss2 2番目の画像は、ウマルカイワンが72年に発行した、「世界ジャンボリー大会(71年8月開催)」記念の立体印刷切手の小型シートです。

 日本で開催された大会を記念した切手なので、富士山や五重塔など、ジャポニカ図案満載の切手です。ところが、シート地の左側に描かれた歌舞伎役者らしき白い像は…札幌雪祭りの雪像ではないでしょうか。いくら日本的な図案といっても、8月の大会に冬の風物詩を載せるのは、砂漠の国らしき間違いですね。

 …と言いたいところですが、真相はもう少し複雑です。

 下の画像をご覧下さい。これは、ほぼ同時期に発行された、「札幌オリンピック」記念の立体印刷切手の小型シートです。
 もうお判りですね。上の図案は、この小型シートの図案を流用したものなのです。札幌オリンピック記念であれば、雪祭りの雪像が描かれていても不思議ではありません。
 しかも、右側の富士山らしき山の感じも似ています(よく見ると細部が異なります)。また、元の図案の方では雪像の右手が隠れているのに、流用先の図案ではきちんと右手全部が見えているというのも、面白いです。
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2008年1月 9日 (水)

北京変わり種切手五輪(5)続・円形立体切手

Haiti1 北京変わり種切手五輪(1)でご紹介した、ハイチの立体(レンティキュラー)印刷切手の続編をお届けします。

 まずは、レンティキュラー印刷切手の無目打です(画像上)。今回、北朝鮮からは無目打切手は発行されなかったようですが、ハイチからは、ご覧の無目打小型シートが1550枚だけ発行されたそうです。

 次は、普通の円形切手小型シート2種です(画像下2枚)。レンティキュラー印刷切手は、見る角度によって図案が変わるのが特徴ですが、その2種類の図案をそれぞれ普通の紙に普通に印刷した小型シートです。この発行方法は、ちょっと盲点でした。ただし、似たような図案の小型シートを何枚も買わされる方はうんざりですが…。

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2007年12月 7日 (金)

北京変わり種切手五輪(1)円形立体切手

3dkor 来年は北京五輪の年ですが、既に北京五輪を記念した切手も各国から発行されています。変わり種切手も続々と登場しそうですので、特別に「北京変わり種切手五輪」というカテゴリーを作って随時紹介していきます。

 まず、記念すべき第1弾は、中国の友好国の北朝鮮からです(画像上)。
 スキャナー画像で多少判りにくいですが、最近流行の立体(レンチキュラー)印刷切手です。しかも、5種の切手の周囲には丁寧に円形の目打が入っている、「円形立体切手」です。アジアの変わり種切手大国といえば、昔はブータン、今は北朝鮮ですね。

 この切手とほぼ同時期に、ハイチからも似たような円形立体切手が発行されています(画像下)。デザインはほぼ同じですが、こちらはシート上部に普通の四角形の切手も納められた、少しサイズの大きなシートとなっています。ただし、目打が入っているのは円形切手5種だけです。

3dhai これまで発行されてきた立体印刷切手は、どれも四角形のものばかりでしたので、これらは世界初の「円形立体印刷切手」になります。
 正式な発行日はどちらが早いのでしょうか・・・?
 なお、切手部分ではなく、シート全体の形が円形の立体印刷切手であれば、1973年にプータンから発行されています(画像はこちら)。

 両国からは、さらにユニークな切手も発行されたというニュースが入ってきています。近日中にこのブログで紹介する予定ですので、お楽しみに。

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2007年11月23日 (金)

立体切手加刷のバラエティ

 前回にご紹介しました、ブータンの世界最初の立体切手の「目打入」小型シートですが、私のホームページの「世界の変わった切手たち」のコーナーに正式にアップしましたので、興味のある方はご覧下さい。

 せっかくですので、ブータンの立体印刷切手の加刷バラエティの話題を・・・。

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 上の2つの画像は、1971年に発行された、額面金額変更の加刷がされた切手ですが、この加刷には2つのタイプがあるのです。
 その部分を拡大したのが下の2つの画像です。よく見ると二重線の間隔や"90CH"の字体が異なっていることが判ると思います。
 細かいバラエティも集めたい方は、ぜひ探してみてください。両方揃えるのは結構難しいですよ。
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2007年11月17日 (土)

エジプトの立体印刷切手

3d 今日、届いたばかりの変わり種切手の話題です。

 エジプトが最近発行した「中国・エジプト国交50周年記念」の小型シートなのですが、画像(上)ではちょっと判りにくいですが、いわゆる立体切手です。(注:その後、このシートは、正式な切手ではない「記念シート」であるとの情報が入りました。-2008年1月23日)

 立体切手は、1960-70年代にブータン等で数多く発行されました。その当時は「ゲテモノ切手」扱いをされていましたが、今世紀になって2004年にニュージーランドが発行し、その後オランダ、スイス、オーストラリア、フランス等のメジャーな国からの立体印刷(レンチキュラー印刷とも呼ばれます)切手の発行が相次ぎ、今では「定番」化しつつあります。

3d_2 今回のエジプトの立体切手は、ニュージーランド等の切手とは異なり、角度で絵が変わるタイプではなく、絵を立体的に見せるためにレンチキュラー印刷を使っています。万里の長城とスフィンクスが立体的に見えるのは、なかなか迫力があります。

 また、全面がプラスチック製なのに強引に目打穴を入れている点も特筆ものですが、これは、ブータンの最初の立体切手の小型シートにも目打入りのものがありました(画像下)ので、残念ながら世界初ではありません。

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