・特殊な材質の切手

2018年12月 9日 (日)

スペインの変り種切手色々

Woodtransspa

 スペインでは、先にご紹介したゴム製切手以外にも、ここ数か月の間に様々な変り種切手が発行されています。

 最初の画像左側は、9月に発行された木製切手で、オセアニアを発見した探検家のアルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラを描いています。昨年11月に発行された木製切手の続編とも言うべき切手ですが額面は3.3EURと高くなっています。
 最初の画像右側は、10月に発行された、ステンドグラスを描く、アセテート製の透明切手です。画像では判りにくいですが、ステンドグラスの形に型抜きされた変形切手です。
Hamspa
 2番目の画像は、10月に発行された「生ハムの味付き」切手です。Webサイトの説明に"Offset and ham flavour"と書かれているので、ハムの味が付いているのは確かですが、インクに付いているのか、裏糊に付いているのかは説明文だけでははっきりしません。実物の切手が届いて裏面を見ると、裏面に生ハムのような模様が付いていますので、おそらくは裏糊の中にハムの味が付けられているのだと思います。ただ、匂いをかいでみてもそれらしき匂いはしません。
Sandspa
 3番目の画像は、高速列車を描く切手で、黄土色の部分に砂が混入されているものです。これも10月に発行されました。
 

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2018年12月 8日 (土)

世界初のゴム製切手

Rubberspa1
 今や変り種切手大国となったスペインから、9月にまた新たな変り種切手が発行されました。
 発明家のコスメ・ガルシア・サエスの生誕200年を記念した切手で、チョコレート色をしたゴムに凸凹を付けて図案としています。裏面は「3M」の大きなロゴが入った剥離紙が付いているセルフ糊切手です。
 一見するとチョコレートの様ですがゴムなので食べられませんし香りも付いていません。また、ゴム印の様にも見えますが、図案が逆さに彫られてはいないので、ゴム印にもなりません。
 このような切手にどうやって消印をするのか心配になりますが、同時に購入したFDCを見る限り、消印は押されていません。よく見ると、FDCに貼られた切手の右下に丸い穴が空いていますので、ひょっとしたら消印の代わりに穿孔が空けられているのかもしれません。
Rubberspa2
 ちなみにこのコスメ・ガルシア・サエスという発明家は、潜水艦を考案したり、日付入り消印を発明した人だそうです。

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2018年9月24日 (月)

北朝鮮の絹製&レンティキュラー切手

Gandhikorea
 北朝鮮から最近発行された変り種切手を2点ご紹介します。
 1つ目は、7月に発行された、糸車を使うガンジーを描いた絹製切手です。小型シートが寺院の輪郭を描く変形となっており、絹製の変形シートはこれが世界初となります。
 確か、ガンジーの糸車は綿糸だったはずですが、なぜ絹製なのかは疑問のあるところです。
3dkorea
 2点目は、レンティキュラー切手で、8月にチェコのプラハで開催された国際切手展の会場で販売されていたものだそうです。
 花とミツバチ、そして蝶を描く2種の切手が納められた立体視タイプのもので、目打入と無目打の両方があります。
 

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2018年9月16日 (日)

ジャージー島(およびモン・サン・ミッシェル)にて

Coverjersey1
Jerseypostoffice1_2
 旅行の5日目(8月30日)は、ジャージー島にいました。ホテルのそばのスーパーの奥に郵便局(画像2番目)があったため、朝一番で訪問し書留便を出します。
 書留は2通出したのですが、1通目の書類を書いている間に窓口の人が消印(やや不鮮明)を押してしまったので、慌てて2通目を出す際に「消印をここに押してくれ」とリクエストします。何でも日本と同様に切手の中央ではなく封筒に掛けるように押印しなければいけないそうで、ギリギリ封筒に掛かる位置で日付が読めるように押してもらえました。出来上がりが一番上の画像で、2017年発行の木製切手に、蜂蜜の香り付切手とホログラム切手を貼ったカバーです。ガーンジーと似たデザインの消印で、局名は"Roseville St Jersey"となっていました。
 続けて、普通便を数通差し出したのですが、普通便には窓口で消印できないそうで、そのままもっていかれました。後日届いた郵便には、大き目の消印がシートのど真ん中に押してありました。
Coverjersey2
 その後、バスで約1時間の通称"Jersey Zoo"へ向かいます。ここは、正式名称を"Durrell Wildlife Conservation Trust"といい、2017年に発行された木製切手が記念する自然保護基金プロジェクト(Darwin Initiative)のパートナーになっています。
Jerseyzoo1
 自然保護を主体とした動物園のため、ゴリラやオランウータンが自然に近い環境で飼われ、ガラパゴスゾウガメ等もいました。
Jerseyzoo2
 ここの売店で購入した、創設者のDurrell氏とチンパンジーを描いた絵葉書に、持参した木製切手を貼ってポストに投函しておきましたが、届いたはがきには、インクジェット印で鮮明な消印が押してありました。島の郵政でインクジェット印が使われていたことに少し驚きです。
 これでジャージーから差し出した木製切手のカバーは3通とも成功で、しかもタイプの違う消印をゲットできました。
というと大成功のようですが、同時に差し出したホログラム切手やレンティキュラー切手、蜂蜜の香り付き切手のカバーの消印は不鮮明で、全体としての成功率はほぼ半分といったところです。本当に外国での実逓カバー作りは大変です。
Coverjersey3
 動物園から市街地に戻り、郵便局の本局を訪問してみました。中では郵便窓口に加えて、レターセットや梱包用品やちょっとしたお土産も売っており、オーストラリアの郵便局に似ていました。少し前に発行されたフランケンシュタインのレンティキュラー切手が売られていましたが、結局ここでは何も買わずじまいでした。
Jerseypostoffice2
この日の夜遅く、フェリーでフランスに渡り、翌6日目(8月31日)は、有名なモン・サン・ミッシェル観光をしました。事前に聞いていた情報どおり、入口を入って程ない所に郵便局があり、モン・サン・ミッシェルを描いたPスタンプが売られていました。
Montsaintpostoffice
 Pスタンプは10種入りで16ユーロと結構な値段でしたが、せっかくですので、1組購入し、土産物屋で購入した封筒に、ハート型切手と共に貼って実逓便を作りました。
 消印はきれいに押されていましたが、Franceとだけ表示されていて、モン・サン・ミッシェルの表記が無いのが残念です。おそらく左上の21618A-02という表記がこの地域の郵便局の番号なのでしょう。
Covermontsaint

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2018年9月 8日 (土)

オルダニー島にて

Airplane
旅行の3日目(8月28日)からは、チャネル諸島へ渡りました。ロンドンからガーンジー島経由でオルダニー島へ。「ドルニエ機」という小さな飛行機で渡ります(画像参照)。ちなみに空港の係員からは「日本人のパスポートを見たのは2人目だ」と言われました。
オルダニー島はガーンジーに属していながら、独自の切手を発行しています。あらかじめ調べておいた唯一の郵便局は、昼休み中は閉まり午後は13:30~17:00の営業ということで、レストランで美味しい地元産バターを堪能した後、13:30ちょっと前に郵便局へ着きます。郵便局は、雑貨店の中に同居していました。
Alderneypostoffice
14:00からのバスツアーを予約していたので、時間にそれほど余裕はありません。とりあえず窓口で手持のカバーを数通差し出します。消印をすぐ押してくれと頼むと、局員さんは頑張って押してくれました。消印自体が小さくて位置に苦労されていましたが、まずまずの実逓カバーが出来ました。また、2014年に発行されたコットン(綿布)製切手の在庫があったので、3シート購入してフルシート貼のカバーも送ることが出来ました。
Coveralderney1_2
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ツアーが予定よりも延びて16:20に終わると、ダッシュで図書館に向かいます。ここには、コットン切手の図案の基となったタペストリーが飾られているのです。ただし、図書館の開館時間は16:30までです。息を切らしながら5分前に飛び込みました。
Tapestry
タペストリーの鑑賞後、売られていたタペストリー図案のポストカードを購入します。ただ、ここで予想外のことが…何とポストカードは横長のタペストリーの全体を納めるため、4枚続きだったのです。一瞬悩みましたが、4枚のポストカードを切り離し、それぞれに切手部分と写真に対応する図案部分のシート地を切り取って貼り付けることにしました。
郵便局に戻って、コットン切手のシートを追加購入し、ハサミを借りて切り取って(布製なので、手で切り放せないのです)貼り付け、住所を書きます。17:00ギリギリまで作業して差し出しました。
出来上がった実逓のポストカードの1通が下の画像です。良い記念になりました。
Coveralderney3

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2018年9月 7日 (金)

ジブラルタル・スペインにて

夏休みにヨーロッパ旅行へ行ってきました。
行程は、ロンドン→ジブラルタル→オルダニー島→ガーンジー島→ジャージー島→フランスという、切手収集家にはおなじみの国(地域)を巡りました。

Mailrail

初日の8月26日は、早朝に到着後、2009年にも訪問した大英図書館にて、モーリシャスのPost Office切手やハワイの宣教師切手、喜望峰の三角切手等の名品をじっくり鑑賞しましたが、残念ながら写真撮影は禁止でした。
その後、最近オープンした郵便博物館にも行き、話題のMail Rail にも乗車してきました。これは、かつて郵便物の輸送専用に作られた小さな専用地下鉄道網で、その一部を乗車できるというアトラクションです。大人がやっと座れるぐらいの狭いスペースの列車(画像参照)でしたが、約15分間、トンネルの旅を楽しみました。

Therock

2日目の8月27日は、飛行機で片道3時間かけてジブラルタルへ日帰旅行をしました。ジブラルタルは、地中海の入口の半島の先にある英国領土で、スペイン領に接しています。
到着後、まずは国境を越えてスペイン領へ、ここからもジブラルタルのシンボルの岩山(The Rock)が良く見えました(画像参照)。

スペインの郵便局は、あらかじめ調べておいたのですぐに見つかりましたが、何と郵便局の外まで人が並ぶという混雑ぶりでした。結局1時間近く待ってようやく窓口へ。準備していた10数通の変り種切手のカバーを差し出しましたが、残念ながら窓口には消印が置いてなく、あとでまとめて消印されるとのこと。いやな予感がしましたが、こればかりは仕方ありません。
帰国後に届いたカバーを見ると、予感が当たり、半分以上は消印が読めなかったり、切手に掛かっていなかったり、消印が無かったり…といったものでした。
特に残念だったのは、下のハン・ソロのレンティキュラー印刷切手で、大きなローラー印が付いていますが、切手シートには一切掛かっていません。「少しだけでも良いからシートに掛けてくれればいいのに…」と思います。
日本のコレクターにも何通かスペインからカバーをお送りしましたが、消印が上手く押されていなかったかもしれません。申し訳ありません。

Coverspa2

数少ない成功カバーを2点後ご紹介します。1通は木製切手貼りカバー(当初は単貼だったのですが、窓口で料金不足と言われ、急遽手持の切手を貼り足しました。)、もう1通はハン・ソロのレンティキュラー切手シートの切手部分だけの切り取り使用です。
Coverspa1

スペイン側で思わぬ時間ロスをしてしまいましたので、大急ぎでジブラルタルへ再入国し、郵便局へ急ぎます。事前に窓口営業が14:30までと知っていたためです。郵便局はすぐに見つかりましたが、1時前というのになぜか閉まっています。後で知ったのですが、8月27日(月)はイギリスの祝日だったそうです。Postofficegib

仕方なく、窓口で書留便を出すのはあきらめ、すべてポスト投函でカバーを作りました。画像はThe Rockを描いた絵葉書に、2002年発行のThe Rockの岩石粉混入切手を貼付した実逓カバーです。消印は翌28日付となりましたが綺麗に押されています。
Covergib

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2018年3月12日 (月)

ロシアのレンティキュラーと白樺製切手

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 ロシアから発行された紙製のフォルダ入りの変り種切手を紹介します。
 1つ目は、2017年10月に発行された額縁入りのレンティキュラー切手と同じもので、11月に紙製のフォルダ入りで再度発売されました。切手自体は同じもので、台紙が違うだけのようです。
Russia3d2_2
 2つ目は、同じくワールドカップ記念のレンティキュラー切手で、3種×3枚の計9枚の切手を収めたシートです。2017年12月の発行です。
Russiabirchbark_2
 最後は、2018年1月に発行された白樺の樹皮(birch-bark)に印刷された切手シートです。これは、2009年に発行された同図案の小型シートを材質を変えて発売したものですが、なぜ今発売されたのか理由は不明です。
 これらの変り種切手が、本当に郵便で使えるのかについては、実は海外の変り種切手収集家の間でも議論が有り、実際に使おうとして断られたという報告もあり、今のところは「使えない」という意見が優勢です。ただ、ミッヘルカタログには(すべてではないかもしれませんが)掲載されるようです。

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2018年2月12日 (月)

格安!の木製切手

Woodspain

 2017年11月16日発行の木製切手を2点ご紹介します。
 1つ目は、スペイン発行の「オセアニア発見」の切手で、2人の探検家を描く木製切手がペアとなっています。
 こういった特殊素材切手はコストがかかるため高額面の場合が多いのですが、この切手の額面は、それぞれ1.35ユーロ(2種ペアで2.70ユーロ)と非常に良心的です。
 2つ目は、スペイン郵政管轄のアンドラ公国で同日に発行されたクリスマス切手です。サイズが小さめで迫力は今一つですが、額面は0.50ユーロと格安です。
 ちなみに、スペインのものは2種連刷が8セットの合計16枚シートで、アンドラのものは何と50面のシートです。参考までにフルシートの画像も載せておきます。
Woodspains1
Woodspains2

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2018年2月 4日 (日)

オーストラリアの透明素材切手、フロック添付切手

Transaus

 オーストラリアの限定版変り種切手の続きを紹介します。
 1つ目が、透明素材製の「深海生物」切手です。プラスティック系の素材であることは確かですが、郵政の説明も"Clear self-adhesive minisheet"としか書かれていないので、正確な素材名は不明です。ケースの左側に通常の紙製切手、右側に透明素材の切手が納められています。(写真では裏側のスケッチブックのリングが透けて見えています。)
 発行部数は、わずか120部です。
Flockaus1
 2つ目は、フロックが添付された「多肉植物」切手です。セットのホルダーの外側に通常の切手シートが4種、中央にはフロック付の切手シートが4種収められています。
 フロックは、各シートの花の部分に付けられていますが、正直、透明のホルダーに入れられている状態ではすぐには判りませんでした。ホルダーから出して良く見ると、例えば右上の黄色い花のシートでは、雄しべの部分にフロックが添付されていることが判ります。(画像3番目)
 実は、このシートは郵政のサイトに"Minisheet are embellished on selected areas"と書いているだけでしたので、フロック添付ということに気づかず見逃していました。最近になって海外の収集家からの情報で気づき、慌てて注文した次第です。
 発行部数は250部です。
Flockaus2

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2018年1月21日 (日)

オーストラリアの絹製切手2点

Silkyearaus

 オーストラリア発行の絹製切手を2点ご紹介します。
 1点目は、毎年恒例となった年賀切手の特別セットで、通常の紙製、シルク製、レーヨンペーパー製の3種の小型シートが紙製のケースに収められています。3つ目のレーヨンペーパーは、オーストラリア郵政のHPでは"silk-like rayon paper"と表記されています。昨年までの同様のシートでナイロンペーパーと表記していたシートと似ていますが、昨年までのものより表面が滑らかになっていますので別の素材の可能性もあります。なお、ナイロンペーパーというのは、郵政のサイトに書かれていた表記ではなく、海外のコレクターが使っていた表記ですので、本当にナイロン製なのかは確定していません。
 発行部数は5,000部です。
Silkdragon1aus
 2点目は、先日のブログでも紹介した、絹製のトンボ図案切手の小型シートセットです。
 絹製シート5種と、紙製シート1種が紙製のケースに収められています。また、紙製シートにはトンボを模った透明ホログラム箔が施されています。(画像下)
 発行部数は、わずか150部で、郵政のサイトでは早々と売り切れたため、ebayで購入しました。
Silkdragon2aus

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