・異物が添付・混入された切手

2021年1月24日 (日)

スペインの「レコード切手」と「ルーペ切手」

Spainrecord
 昨年はベートーベン生誕250年でしたが、スペインからは2020年11月にレコード切手が発行されました。ブータン、パラグアイ、スイスに続いての4例目になります。スイスのレコード切手と同じような厚紙製で、プレーヤーにかけると交響曲第5番が流れるそうです。
 中央が切手部分で、裏面を見るとその部分だけに裏糊が付けられています。


Spainlens
 スペインからはもう1点、アイデア切手が発行されました。2020年10月に発行された「切手収集家」切手(画像2番目)ですが、図案のルーペ部分がくり抜かれ、薄型のプラスティック製レンズが付けられています。縦15cm×横10.5cmぐらいある大きな切手で、厚紙に印刷されているため、左下の手の図案の部分を持って、実際にルーペとして使うこともできます。
 注文した時はただの穴あき切手と思っていたのですが、届いた切手を見てビックリしました。
 レンズを添付した切手としては、2019年にアゼルバイジャンが発行したレンズ添付切手がありますが、これは双眼鏡部分に小さなレンズが添付されたものでレンズの実用性(?)に欠けるものでした。今回のスペインの切手は、実際にルーペとして使えるので、レンズ添付切手ではなくルーペ切手と呼ぶ方がふさわしいと思います。

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2020年12月27日 (日)

グラフェン製デバイス添付切手

Graphenepor
 11月6日に、ポルトガルから新タイプの異物添付切手が発行されました。
 画像の右側の切手の上に正方形のシールのようなものが貼られているのが判りますか。これが新素材のグラフェン(graphene)を使った電子デバイスでだそうです。グラフェンというのは炭素系のシートで、強いだけでなく、原子1個分の厚さしかないので非常に薄い素材だそうです。
 現在のLSI等の電子デバイスの多くがシリコンの上に電子回路の基盤を載せていますが、シリコンの代わりにグラフェンを使う研究が進んでおり、その成果の一部をいち早く切手に取り入れたものです。

 このシールの円形部分は樹木の年輪の様に細かい電子回路になっています。この部分に専用アプリをダウンロードしたNFC対応のスマートフォン等を近づけると、ミゲル・トルガ (Miguel Torga)という詩人が1951年に書いた"Contagion(伝染)"という詩が表示されるそうです。

 言葉では上手く説明できないので、こちらの関連動画もご覧ください。

 

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2020年8月29日 (土)

超高額の純金添付暗号切手(仮想アイテム付き切手)

Cryptog10
 6月に発行された暗号切手の第2弾をご紹介したばかりですが、翌7月には、さらに純金バージョンの暗号切手も発行されました。
 画像のとおり、昨年発行されたユニコーン図案の暗号切手をベースにしたものですが、注目すべきは、額面が500ユーロと超高額な点、そしてタブ部分に1グラムの純金インゴット(オーストリア造幣局製)が添付(はめ込み)されている点です。
 発売価格は額面と同じ500ユーロでしたので、購入できた人は、純金1g(約7,200円)分だけ得をするという良心的な(?)価格設定です。

 裏面(画像2番目)を見ると、パスワード部分にスクラッチ、純金インゴットの裏面にホログラムのような加工(潜像加工か?)がなされています。なお、裏面からも純金インゴットが見えることから、プラスティック製切手の厚みと同じ厚みのインゴットがはめ込まれていることが判ります。
 以上を整理すると、この切手は、特殊素材(プラスティック製)、異物添付(純金インゴット)、特殊印刷(スクラッチ)、アイデア切手(仮想アイテム付)という、変わり種切手の色々な要素を有している切手ということになります。

Cryptog2

 ケースも少しだけ凝っています。
 まず金色の紙袋を開けると、中に黒を基調とした紙製フォルダーが入っています。超高額切手なのでもう少し高級な材料でも良かったと思いますが。かさばらずに保存できる点は助かります。
Cryptog3
 そのフォルダーを開けると、飛び出す絵本のような感じで、切手が現れます。
Cryptog4

 ちなみに製造枚数は999セットです。しかもその内売り出されたのは500セットだけで、残りの499セットは秋に実施するクジの景品に取り置かれているそうです。
 発売直後はebay等で2,000ユーロ超で出品されていましたが、今は落ち着いて1,000ユーロ前後で取引が成立しているようです。

 

 

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2020年4月25日 (土)

ガンジー生誕150年記念(ギニア、インド)

Gandhiwood 
 昨年(2019年)はガンジー生誕150年で、それに伴う変わり種切手もいくつか発行されました。
 その中から2点ご紹介します。

 最初の画像は、2019年10月発行のギニア発行の木製切手で、人物の輪郭型に切り取られた変形シートで、しかもガンジーの額部分に大粒のクリスタルガラスが添付されているという豪華な変わり種切手です。もちろんエージェントが企画したものだと思いますが、このブログでご紹介した中国系の業者ではなくインドの業者から購入しました。
 なお、残念ながらこの切手は2点しか入手できませんでした。別の業者から購入しようとしたのですが新型コロナ問題のため送付ができないとのことです。幸い、郵趣サービス社に在庫があるようですので、売り切れ前にご購入されることをお勧めします。

 もちろん、インドからも10月に記念切手が発行されています。下の画像のような八角形切手6種単片と小型シートのセットです。
 これもインドの同じ業者から購入したのですが、残念ながら耳紙の状態が悪いのが残念です。

Gandhiindia2
Gandhiindia1

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2020年4月 5日 (日)

刺繍の年賀切手他

Embroisie
 もう4月ですが、今年の年賀切手の変わり種を3点ご紹介します。
 最初の画像は、シェラレオネの刺繍切手です。刺繍の周囲に布のマージンが付いており、これまでの刺繍切手と少し違う感じです。
また、サイズも75mm×53mmとやや大型です。
 なぜかインドの切手商だけが販売していましたので、インド系のエージェントが企画した切手のようです。というと複数の国から発行されている可能性もありますが、今のところシェラレオネ1国だけしか確認していません。

 後の2点は、恒例となっている香港の絹製切手と22金メッキの金属版が添付された切手です。ようやく入手できました。
Silkhong
Metalhong


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2020年3月30日 (月)

隕石粉混入の切手

Meteonz1
 2018年5月にニュージーランドから発行された「宇宙開拓者」切手については、既にレンチキュラー切手をご紹介しましたが、同じセットの紙製切手5種については、隕石粉を混入した切手だということが判りました。ニュージーランド郵政の解説にも"meteor dust applied to overgloss "と書かれていますがそれを見逃していました。
 切手中央の人物の周囲の円形の枠の上に盛り上げ印刷がなされており、その中に黒い粒が混入されているのが判ります。
Meteonz2

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2020年3月29日 (日)

アンドラ公国の変わり種切手(2018-19)

Andorrarock
 新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、国際線減便による郵便遅延や海外郵政オフィスの業務停止等により、海外に注文した切手の到着が遅れています。また、円安傾向も続いていますので新規の注文も控えています。
 ということで、これまでに購入したもののブログに掲載するタイミングを逃していた変わり種切手を、遅ればせながらご紹介します。

 まずは、スペインとフランスの間に挟まれた小国アンドラの切手です。

 上の画像は、2018年4月に発行された橋を描くヨーロッパ切手ですが、中央の石橋の図案の上に盛り上げ印刷で石粉が混入されています。
 石橋部分を拡大したのが2番目の画像ですが、地字の色と混ざってしまい、石粉の存在が判りにくいです。

Andorrarock2

 3番目の画像は、スペイン島でも何度か発行されている、型抜きを併用した変形切手3主です。左から、2018年6月、2019年1月、2019年8月の発行です。
Andorrashape_20200329232701

 4番目の画像は、2019年5月に発行された、レンチキュラー切手です。アンドラの風景を描く小型シートですが、角度を変えると、昼の写真と夜の写真が入れ替わります。
Andorra3d

 アンドラは、記念・特殊切手の発行件数が年間14件程度なのですが、結構変わり種切手が多く、しかも額面が比較的安く良心的です。

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2020年2月16日 (日)

アゼルバイジャンのレンズ添付切手

Lenzaze1
 画像の切手は、アゼルバイジャンが2019年8月に発行した「国境警備隊100年」記念の切手です。
 3枚の切手を収めた小型シートですが、一番下の切手の双眼鏡部分に、プラスティック製レンズが添付されています。

 レンズ部分を拡大した画像も載せておきます。
Lenzaze2

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2020年2月 3日 (月)

香港の変わり種切手2点

Fishhong1
Fishhong2
 香港が2019年に発行した変わり種切手が2点届きました。
 1つ目は、7月発行の海中世界を描く切手の小型シートです。シート全体が魚の形をしているだけではなく、切手の縦方向の目打の1部が「イルカ型」の特殊目打になっています。

Trailhong1
 もう一つは、「郵趣2月号P49」でも紹介されている、ハイキングトレイル切手です。切手に矢印状の穿孔が開けられているほか、切手右下部分には、現地で採取された本物の土が混入されています(画像4番目)。
Trailhong2

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2020年1月19日 (日)

ヨーロッパからの実逓便(スペイン)

Postspa

 年末の海外旅行の3か国目のスペインから送ったカバーをご紹介します。実は、投函した封筒で届いていないものが2通あるのでしばらく待っていましたが、現時点ではまだ未着です。
 なお、冒頭の写真はマドリードの中央郵便局の建物です。

【成功例】
Coversp1
Coversp2
 今回の最大の収穫のゴム製切手のカバーです。封筒に普通に貼ったもの(上:切手が厚みでかなり盛り上がっています。)と、段ボールを使って窪みを作って切手貼付面を平らに近づけたもの(下)の両方をポストから投函したところ、奇跡的に機械印(インクジェットではありません)がきちんと押されたカバーが1通ずつ届きました。

Coversp3
 バスケットネット添付切手と木製切手のカバーも作りました。木製切手のカバーは4通投函したのですが、消印が切手上に押されたのは1通だけでした。やや薄い消印ですが仕方ありません。

Coversp4
 アセテート製透明切手と、ユーカリの香り付き切手のカバーです。ユーカリの香り付き切手はシートから切り離すのが大変でした。

【失敗例】
Coversp5
 上のカバーはバスケネットが剥離してしまった状態で届きました。下のカバーは消印の位置が下側になってしまったものです。

Coversp6
 不思議なことに、切手を無理やり剥がした状態のカバーも届きました。封筒の色から、アセテート製透明切手(上)と、木製切手(下)が貼ってあったものだと判りますが、どちらも強力なセルフ糊で貼付されていたはずですので自然に剥がれたとは思えません。また、平べったい切手ですので押印の邪魔になるから剥がしたとも考えにくいです。
 少し額面が高い切手(3.5ユーロと2ユーロ)でしたので、ポストから収集した人が価値がある切手だと思って、盗んだのかもしれません。

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