・異物が添付・混入された切手

2026年2月 2日 (月)

オマーンの水晶・めのう添付切手

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 昨年の10月にオマーンから、宝石(Gemstones)が添付された切手6種を収めた小型シートが発行されていたことが判りました。
 宝石とは言っても、ダイヤやルビーの様な高価なものではなく、水晶と瑪瑙(めのう)といった貴石とも呼ばれる石です。
 具体的には、以下の6種の石が添付されています。
 ・Black Agate:ブラックアゲート(黒めのう)
 ・Quartz:クォーツ(水晶)
 ・Amethyst:アメジスト(紫水晶)
 ・Green Agate:グリーンアゲート(緑めのう)
 ・White Agate:ホワイトアゲート(白めのう)
 ・Dendritic Agate:デンドリティックアゲート(樹枝状めのう)

(2026年2月4日追記)
 なお、添付された石の内、最後の「Dendritic Agate:デンドリティックアゲート(樹枝状めのう)」については、色や模様の個体差が大きいようです。私が入手した3種の画像を下に載せます。一番左の石のように透明で樹枝状の模様が良く判るものもあれば、一番右のように樹枝の模様が良く判らないものもあり、どれも同じ種類の石とは思えないほどの違いが見られます。
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(追記終わり)

 このように宝石(貴石)が添付された切手としては、ジャージーとポルトガルで発行されたダイヤモンド添付切手の他に、オーストラリアから2017年に発行されたロードナイト(ばら輝石)添付切手しかありませんでしたので、貴重な発行例になりました。

 シートをやや斜め横から写した画像もご紹介します。
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 石の部分はかなり盛り上がっていますので、該当部分に穴をあけた厚紙が載せられていました。
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 これらの切手の額面は1枚2オマーンRial(約800~900円)ですので、額面だけでも5,000円ぐらいします。
 発行数は限定1000セットで、シリアルナンバー入りです。

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2026年1月11日 (日)

インドネシアの絹布添付・絹製・ホログラム箔製切手

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 インドネシアから届いた変わり種切手を2セットご紹介します。

 1つ目は、2025年10月に発行された民族衣装を描く切手で、4種の小型シートが紙製のフォルダに収められています。
 切手の上着部分には、図案の輪郭に合わせてカットされた絹布が添付されています。その部分を拡大したのが下の画像です。
 フォルダの表紙の右下には、今年8月に開催されるアジア切手展「BANDUNG 2026」のロゴも印刷されています。
 限定2,000セットの発売です。
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 2つ目は、2025年8月にタイで開催された「THAILAND 2025」を記念した小型シートです(発売は7月)。
 以下の4種の小型シートのセットです。
 ・絹製切手(型抜きあり)限定1500セットの発売
 ・絹製切手(型抜きなし)限定1500セットの発売
 ・ホログラム箔製切手(無地)限定1100セットの発売
 ・ホログラム箔製切手(ラメ)限定1100セットの発売
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 最近、インドネシアからは切手展関係の変わり種切手が多く発行されています。来年8月のアジア切手展の際に発行される切手が今から楽しみです。

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2025年11月 4日 (火)

ニュージーランドからの実逓便

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 10月15日から20日の日程で、ニュージーランド旅行に行ってきました。最大の目的は、生きたキウイ(鳥)を見ることです。
 皆さんご存じの通り、ニュージーランドは、まだ変形切手が珍しかった1988年にキウイ図案の円形切手を発行し、その後数次にわたって刷色・デザイン・額面を変更して発行が続いています。ちょうど9月に新しい図案の円形キウイ切手が発行されたこともあり、タイムリーな旅行となりました。
 もちろん、現地からはこの円形キウイ切手を中心に実逓便を送りました。ただ、残念なことにほとんどポスト投函だったため、消印の状態の良くないものも多かったです。何とか消印が読めるものを中心にご紹介します。
 最初と2番目の画像は、9月発行の円形キウイ切手の単片と小型シート切り取り使用例です。小型シートの方はシート地の暗い色が邪魔をして消印がさらに読みにくくなってしまいました。
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 3番目の画像は、現地の土産物店で売っていたレンティキュラーはがきです。スキャン画像では不鮮明ですが、2羽のキウイが立体的に浮かび上がってきます。
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 その他にも、手元に残っていた、2015年発行のジャージ添付切手と、2017年発行の野菜図案の五角形切手(種の付いていない国際便用)の実逓送便を作成しました。
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2025年7月 6日 (日)

スイスの変わり種切手色々

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 スイスで最近発行された変わり種切手を5点ご紹介します。
 最初の画像は2024年11月発行の「切手の日」の切手で、川の流れに合わせた形の変形切手を収めています。

 これ以降の画像の切手は2025年5月発行のものです。
 2点目はフロック加工紙製切手です。地元で作られるエーデルワイスシャツの柄の図案の美しい切手ですが、切手自体は毎年夏に開催されるレスリング&アルプス・フェスティバルを記念したものです。この大会に出場するレスリングの選手が伝統的なエーデルワイスシャツと「ツヴィルヒホーゼ」と呼ばれる革製の短パンを身に着けることにちなんだ図案なのだそうです。
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 3点目は、かわいらしいフルーツの香り付きのセルフ糊切手です。
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 4点目は、灌漑水路を描く切手シートで、ヴァレー州の山間で15~17世紀に建設された灌漑用水路が描かれています。
 注目すべきは、シート左上部分に4色の絵具が添付されていることで、水にぬらすと絵具として使えます。この絵具を使って、シート右上のイラストを彩色するという、塗り絵切手の一種でもあります。裏面の説明によると、この塗り絵を完成させて切取って送ると、賞品がもらえるそうです。
 似たようなの絵具添付切手としては、2018年にエストニアが発行した切手があります。
 残念ながらスイス郵政では未使用シートは売り切れで、消印付のシートしか購入できませんでした。
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 5点目は、7月開催の「UEFA女子ユーロ2025」の記念切手です。一見するとただのセルフ糊切手に見えますが、図案のサッカーボール部分が取り外せるようになっています。一種の穴あき切手です。
 画像の右側の切手は、サッカーボール部分のシールを取り外して少しずらした状態にしています。Soccorsw

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2025年5月22日 (木)

ウクライナの鉄粉混入切手

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 2025年3月14日にウクライナが発行した鉄粉購入切手をご紹介します。
 これは、ウクライナとロシアの戦争で、前哨基地となっているアゾフスタリ製鉄所で生産された鋼鉄の粒子を樹脂インクに混入させて印刷したものです。2種連刷の切手を上下2セット収めた4面シートで発行されました。

 この切手2種を貼付した実逓カバーもご紹介します。
Ukraineironc

 なお、4面シートの他に1セットだけ収めた2面シートも限定発売されました。
 発売数は、小型シート:6,000シート、ブックレット(紙製フォルダ入り):3,250セット、FDC:25,000通とのことで、結構な数を作っていますが、ebay等では、かなりの高額で取引されています。

 限定のブックレット(紙製フォルダ入り)も入手しましたので、2面シート(シリアル番号入)と共にご紹介します。
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Ukraineironbooklet2
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2025年1月12日 (日)

インドの変形小型シート2点

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 本年最初の更新となります。よろしくお願いいたします。

 2024年にインドが発行した変形小型シートを2点ご紹介します。
 1つ目は、1月に発行された「ヒンドゥー教寺院群」の小型シートで、全体が十字型の変形シートです。
 単なる変形シートだけではなく、「郵趣7月号」ではビャクダンの香り付き切手と書かれています。さらに「スタンプマガジン11月号」では、「寺院の土とサリュ川の水を含んだインキを使用」とあります。
 色々調べて見ると、紙製のフォルダに"Stamps in this sheet printed with water and soil from Ram Janmabhoomi.The Stamps have the fragrance of Sandalwood signifying the fragrance of divinity."と印刷されていることが判りました。そのため、「ラーマ生誕地大寺院(ラーマ・ジャナムブーミー)の水と土」という方が正確かと思われます。
 実物のシートはビャクダンの強い香りは感じますが、表面を目を凝らして見ても土らしきものは感じられませんでした。

 もう1点は7月に発行された蓄音機型の変形小型シートです。変形小型シートは数が多くなりすぎるので最近は購入を控えていましたが、この小型シートは非常にユニークな形だったのでコレクションに入れることにしました。
Phonoin
 

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2024年11月30日 (土)

ポルトガルの松破片混入切手

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 7月に発売された、ポルトガルの松(松かさ)破片混入切手をご紹介します。「郵趣12月号」で紹介されているものです。
 これは、「王の松林」と題した切手セットの内の小型シートで、ディニス1世国王が農地への砂の飛来を防ぐための防風林として植林させた松林を描いています。
 最大の特徴は、左上の松の幹部分に松(pine)の破片が混入されている点です。拡大した画像は次の通りですが、肉眼でもはっきりとわかるほど大き目の破片が多めに混入されています。また、画像では判りにくいですが、小型シートの中の切手は、目打と型抜きを併用した変形切手です。
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 一緒に、フォルダーに貼られた初日印付きのシートも入手しましたのでご紹介します。ただし、スキャナーのサイズの関係で、3面あるうちの2面だけです。
 その中の説明文には、”This is the first time in the world that the thermographic technique has used pine mixed with the printing ink.”と書かれています。また、ポルトガル郵政の報道リリース文には、"Pela primeira vez no mundo, esta técnica termográfica recorreu à incorporação de pinhas na composição da tinta de impressão."との記述も見られます。ポルトガル語の"pinhas"は「松かさ(松ぼっくり)」という意味ですので、どうやら、現地で拾い集めた松かさを粉砕して混入したもののようです。
 ただし、松の破片を混入した切手としては2015年のニュージーランドの例がありますので、世界初ではありません。
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 なお、同じく「郵趣12月号」P50で紹介されているスイスの竹繊維製切手も1か月以上前に注文しているのですが、まだ届きません。
 届き次第ご紹介します。

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2024年10月 5日 (土)

ヨーロッパからの実逓便(スイス(2)・フランス編)

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最終日(9/18)ですが、昨日訪問したサルガンスの郵便局をまた訪問します。
前日は曇りでしたが、この日は晴れて、郵便局前の通りからの景色も楽しめました。

昨日と同じ窓口の女性にお願いしたのが、下の2種類のカバーです。
1通目は2022年に発行されたオーストリア・リヒテンシュタイン・スイスの3か国同居型小型シートです。
実は、9/16にインスブルック局(オーストリア)、9/17にファドゥーツ局(リヒテンシュタイン)で消印を押してもらっていました。最後のスイス切手(右端)は当初チューリッヒの郵便局で押印して差し出そうと考えていましたが、より確実に奇麗な押印をしてくれそうなサルガンスの郵便局にお願いすることに予定変更しました。
2通目は昨日も差し出した、面ファスナー添付切手です。手元に余っていたので、急遽追加で差出しました。
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サルガンスから、チューリッヒへ約1時間の移動です。ここではリンツ社が運営するチョコレート博物館を見学します。巨大なチョコレート・フォンデュ(本物のチョコが流れています)が出迎えてくれます。併設されたカフェで食べたパン・オ・ショコラとホットチョコレートのセットは絶品でした。
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チューリッヒから最後の訪問地・バーゼルへも約1時間の移動です。ここではピカソ等の絵で有名な美術館2箇所を訪問しました。

帰りの便はバーゼル空港発のトルコ航空です。
バーゼル空港でチェックイン後、フランスへ移動します(??)。というのもバーゼル空港のターミナルはスイスとフランスの国境上にあるので、少し歩けばフランスになるのです。ターミナルの通路にも「ここからフランス」という案内が出ていました。
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フランス側の案内所でポストの場所を尋ねると、建物の外だと言われました。そこにハート型切手を貼付したカバーを投函します。
今回の旅行で、ポスト投函が成功したのはここだけでした。
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これで4泊でヨーロッパ5か国を巡る忙しい旅行は終わりです。
最後に先にほぼ全滅したというオーストリア・インスブルックからのポスト投函カバーの内、かろうじて月日が読める2通をご紹介します。もう少し消印が濃ければ良い使用例になったのですが、残念です。
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2024年10月 4日 (金)

ヨーロッパからの実逓便(スイス(1)編)

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3日目に宿泊したスイス・サルガンスのホテルは"Hotel Post"という名でした。
ホテルのマークは郵便馬車でしたので、昔は郵便局も併設されていたのかも知れません。
現在は、ホテルの2件ぐらい隣に郵便局があります。
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郵便局の窓口で20通ぐらいの郵便を差し出しました。日本までの郵便料金を尋ねると「20gまでで2.5スイス・フラン(約420円)」とのこと。予想より高く結構切手を加貼しなければいけません。持参した切手だけでは足りず、窓口で追加購入して差し出しました。
ただ、窓口の女性は1通ずつ全部重さを測るほど几帳面な方で、消印も綺麗に押してくれました。この郵便局は大成功です。

2023年発行のビニールコーティングされたダック型切手の実逓カバーです。ビニールが反ってしまい、実用には向かない切手です。
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2023年発行の面ファスナー添付切手と、2024年発行の示温インク切手の実逓カバーです。
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裏面です。面ファスナー添付切手は、マキシマムカード用のハガキを、示温インク切手は宿泊したHotel Postの部屋に在ったハガキを使いました。
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2021年キャンバス生地切手、2022年葉緑素入り切手、2023年コンクリート粉添付切手の実逓カバーです。
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2023年のレーザー加工切手、2024年の穴あき切手の実逓カバーです。
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2024年10月 2日 (水)

ヨーロッパからの実逓便(リヒテンシュタイン編)

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ヨーロッパ旅行の3日目はスイス・サルガンスに泊まり、翌朝は駅前からバスで約30分のリヒテンシュタインの首都ファドゥーツへ向かいます。
上の画像は、ファドゥーツのメインストリートの東端です。ストリートの中心付近に市役所の建物と郵便局があります。
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郵便局の窓口で、準備してきた変わり種切手貼り封筒を差し出します。
まずは、刺繍切手を2種類。王冠の刺繍切手は5年前の発行ですが、やはり豪華で見栄えがします。またリヒテンシュタインの消印の日付部分中央の少し上に小さな王冠が描かれていますので、それともマッチします。白い刺繍切手は、2024年に発行されたばかりの切手です。
消印が読めるようにこの辺に押してくれと片言の英語で頼むと、こちらの意図を察知していただき、申し分のない押印をしてくれました。さらにPRIORITY郵便のラベルも貼ってくれました。このラベルはなぜかセルフ糊ではなく裏糊式で手間がかかるのです。
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2022年発行(2023年用)のレーザー加工の年賀切手は、現地で購入した絵葉書に貼付しました。不足額は20サンチームだけだったのですが、少額切手が無かったため1.2スイス・フランの切手を加貼しました。
手元に残っていた、ファドゥーツ城のレーザー加工切手(2023年発行)のカバーも作成しました。これと同じデザインで緑色のものが2024年にも発行されていますが、手元の在庫が無く現地でも売っていなかったので、これ1通のみの作成です。
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メインストリートから見上げると山の中腹に本物のファドゥーツ城が見えます。
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一番大きな土産物の奥には、切手コーナーがありました。相場よりはかなり高めです。
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ショーケースの中に、1,250セット限定だったルビー添付切手(変わり種切手図鑑P73参照)があってビックリ。
売価は500スイス・フランで結構リーゾナブルで迷いましたが、箱のふたを開けた状態で展示してあるので切手の状態に不安があり、購入は諦めました。後から思ったのですが、購入して実逓カバーとして送れば良かったかもしれません。
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