スペインの「レコード切手」と「ルーペ切手」
昨年はベートーベン生誕250年でしたが、スペインからは2020年11月にレコード切手が発行されました。ブータン、パラグアイ、スイスに続いての4例目になります。スイスのレコード切手と同じような厚紙製で、プレーヤーにかけると交響曲第5番が流れるそうです。
中央が切手部分で、裏面を見るとその部分だけに裏糊が付けられています。
スペインからはもう1点、アイデア切手が発行されました。2020年10月に発行された「切手収集家」切手(画像2番目)ですが、図案のルーペ部分がくり抜かれ、薄型のプラスティック製レンズが付けられています。縦15cm×横10.5cmぐらいある大きな切手で、厚紙に印刷されているため、左下の手の図案の部分を持って、実際にルーペとして使うこともできます。
注文した時はただの穴あき切手と思っていたのですが、届いた切手を見てビックリしました。
レンズを添付した切手としては、2019年にアゼルバイジャンが発行したレンズ添付切手がありますが、これは双眼鏡部分に小さなレンズが添付されたものでレンズの実用性(?)に欠けるものでした。今回のスペインの切手は、実際にルーペとして使えるので、レンズ添付切手ではなくルーペ切手と呼ぶ方がふさわしいと思います。
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