シンガポールのガラスビーズ付き切手
シンガポールでは、2008年にガラスビーズが添付された切手を発行して話題となりましたが、13年も経った2021年10月にその第2弾ともいえる切手が発行されました。
上の画像はその小型シートの全体の画像で、下の画像は切手部分の拡大です。2008年のものと同じく、ビーズが敷き詰められたような凸凹が付いたシートが添付されています。
また、この小型シートは下の画像のような紙製のフォルダに納められて販売されました。
シンガポールでは、2008年にガラスビーズが添付された切手を発行して話題となりましたが、13年も経った2021年10月にその第2弾ともいえる切手が発行されました。
上の画像はその小型シートの全体の画像で、下の画像は切手部分の拡大です。2008年のものと同じく、ビーズが敷き詰められたような凸凹が付いたシートが添付されています。
また、この小型シートは下の画像のような紙製のフォルダに納められて販売されました。
エストニアから世界で2番目となるポリウレタン製切手が8月に発行されました。
「エストニア・サッカー連盟100年」を記念した円形切手で、サッカーボールと同じポリウレタン製です。
同様の切手は2008年にオーストリアが発行したサッカー欧州選手権記念切手が有名です。オーストリアの切手は表面に凹みが付けられていましたが、今回のエストニアの切手は表面がつるつるで、画像だけ見るとただのセルフ糊シール切手に見えてしまいます。
昨年はベートーベン生誕250年でしたが、スペインからは2020年11月にレコード切手が発行されました。ブータン、パラグアイ、スイスに続いての4例目になります。スイスのレコード切手と同じような厚紙製で、プレーヤーにかけると交響曲第5番が流れるそうです。
中央が切手部分で、裏面を見るとその部分だけに裏糊が付けられています。
スペインからはもう1点、アイデア切手が発行されました。2020年10月に発行された「切手収集家」切手(画像2番目)ですが、図案のルーペ部分がくり抜かれ、薄型のプラスティック製レンズが付けられています。縦15cm×横10.5cmぐらいある大きな切手で、厚紙に印刷されているため、左下の手の図案の部分を持って、実際にルーペとして使うこともできます。
注文した時はただの穴あき切手と思っていたのですが、届いた切手を見てビックリしました。
レンズを添付した切手としては、2019年にアゼルバイジャンが発行したレンズ添付切手がありますが、これは双眼鏡部分に小さなレンズが添付されたものでレンズの実用性(?)に欠けるものでした。今回のスペインの切手は、実際にルーペとして使えるので、レンズ添付切手ではなくルーペ切手と呼ぶ方がふさわしいと思います。
11月6日に、ポルトガルから新タイプの異物添付切手が発行されました。
画像の右側の切手の上に正方形のシールのようなものが貼られているのが判りますか。これが新素材のグラフェン(graphene)を使った電子デバイスでだそうです。グラフェンというのは炭素系のシートで、強いだけでなく、原子1個分の厚さしかないので非常に薄い素材だそうです。
現在のLSI等の電子デバイスの多くがシリコンの上に電子回路の基盤を載せていますが、シリコンの代わりにグラフェンを使う研究が進んでおり、その成果の一部をいち早く切手に取り入れたものです。
このシールの円形部分は樹木の年輪の様に細かい電子回路になっています。この部分に専用アプリをダウンロードしたNFC対応のスマートフォン等を近づけると、ミゲル・トルガ (Miguel Torga)という詩人が1951年に書いた"Contagion(伝染)"という詩が表示されるそうです。
言葉では上手く説明できないので、こちらの関連動画もご覧ください。
6月に発行された暗号切手の第2弾をご紹介したばかりですが、翌7月には、さらに純金バージョンの暗号切手も発行されました。
画像のとおり、昨年発行されたユニコーン図案の暗号切手をベースにしたものですが、注目すべきは、額面が500ユーロと超高額な点、そしてタブ部分に1グラムの純金インゴット(オーストリア造幣局製)が添付(はめ込み)されている点です。
発売価格は額面と同じ500ユーロでしたので、購入できた人は、純金1g(約7,200円)分だけ得をするという良心的な(?)価格設定です。
裏面(画像2番目)を見ると、パスワード部分にスクラッチ、純金インゴットの裏面にホログラムのような加工(潜像加工か?)がなされています。なお、裏面からも純金インゴットが見えることから、プラスティック製切手の厚みと同じ厚みのインゴットがはめ込まれていることが判ります。
以上を整理すると、この切手は、特殊素材(プラスティック製)、異物添付(純金インゴット)、特殊印刷(スクラッチ)、アイデア切手(仮想アイテム付)という、変わり種切手の色々な要素を有している切手ということになります。
ケースも少しだけ凝っています。
まず金色の紙袋を開けると、中に黒を基調とした紙製フォルダーが入っています。超高額切手なのでもう少し高級な材料でも良かったと思いますが。かさばらずに保存できる点は助かります。
そのフォルダーを開けると、飛び出す絵本のような感じで、切手が現れます。
ちなみに製造枚数は999セットです。しかもその内売り出されたのは500セットだけで、残りの499セットは秋に実施するクジの景品に取り置かれているそうです。
発売直後はebay等で2,000ユーロ超で出品されていましたが、今は落ち着いて1,000ユーロ前後で取引が成立しているようです。
昨年(2019年)はガンジー生誕150年で、それに伴う変わり種切手もいくつか発行されました。
その中から2点ご紹介します。
最初の画像は、2019年10月発行のギニア発行の木製切手で、人物の輪郭型に切り取られた変形シートで、しかもガンジーの額部分に大粒のクリスタルガラスが添付されているという豪華な変わり種切手です。もちろんエージェントが企画したものだと思いますが、このブログでご紹介した中国系の業者ではなくインドの業者から購入しました。
なお、残念ながらこの切手は2点しか入手できませんでした。別の業者から購入しようとしたのですが新型コロナ問題のため送付ができないとのことです。幸い、郵趣サービス社に在庫があるようですので、売り切れ前にご購入されることをお勧めします。
もちろん、インドからも10月に記念切手が発行されています。下の画像のような八角形切手6種単片と小型シートのセットです。
これもインドの同じ業者から購入したのですが、残念ながら耳紙の状態が悪いのが残念です。
2018年5月にニュージーランドから発行された「宇宙開拓者」切手については、既にレンチキュラー切手をご紹介しましたが、同じセットの紙製切手5種については、隕石粉を混入した切手だということが判りました。ニュージーランド郵政の解説にも"meteor dust applied to overgloss "と書かれていますがそれを見逃していました。
切手中央の人物の周囲の円形の枠の上に盛り上げ印刷がなされており、その中に黒い粒が混入されているのが判ります。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、国際線減便による郵便遅延や海外郵政オフィスの業務停止等により、海外に注文した切手の到着が遅れています。また、円安傾向も続いていますので新規の注文も控えています。
ということで、これまでに購入したもののブログに掲載するタイミングを逃していた変わり種切手を、遅ればせながらご紹介します。
まずは、スペインとフランスの間に挟まれた小国アンドラの切手です。
上の画像は、2018年4月に発行された橋を描くヨーロッパ切手ですが、中央の石橋の図案の上に盛り上げ印刷で石粉が混入されています。
石橋部分を拡大したのが2番目の画像ですが、地字の色と混ざってしまい、石粉の存在が判りにくいです。
3番目の画像は、スペイン島でも何度か発行されている、型抜きを併用した変形切手3主です。左から、2018年6月、2019年1月、2019年8月の発行です。
4番目の画像は、2019年5月に発行された、レンチキュラー切手です。アンドラの風景を描く小型シートですが、角度を変えると、昼の写真と夜の写真が入れ替わります。
アンドラは、記念・特殊切手の発行件数が年間14件程度なのですが、結構変わり種切手が多く、しかも額面が比較的安く良心的です。
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