スロバキアのビスコース使用切手
郵趣10月号P51・71で紹介されていたスロバキアのビスコース切手がようやく本日届きました。ビスコースとは、レーヨンやセロファンの原料となる樹脂です。(こちらのサイトをご覧ください。)
私は勘違いしていたのですが、切手本体がビスコース製なのではなく、シルクスクリーンのインクにビスコース樹脂(液体)を使っているというだけのようです。
単片切手だと印刷の線が細いので、あまりビスコース樹脂の質感が感じられませんが、フルシートの右側のタブ部分に印刷しているCHEMOSVIT社のロゴマーク部分を見ると、べとっとした樹脂の質感が判ります。
なお、郵趣10月号には「ビスコース繊維を使用した」と書かれていますが、これは誤訳で、「まるで紙の上にビスコース繊維が置かれているように感じる若干の盛り上げがある」というのがより正確な訳です。
印刷のインクに樹脂を使用することはよくあると思いますが、ビスコースを使用した例はこれが初めてとのことです。
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