グラフェン製デバイス添付切手
11月6日に、ポルトガルから新タイプの異物添付切手が発行されました。
画像の右側の切手の上に正方形のシールのようなものが貼られているのが判りますか。これが新素材のグラフェン(graphene)を使った電子デバイスでだそうです。グラフェンというのは炭素系のシートで、強いだけでなく、原子1個分の厚さしかないので非常に薄い素材だそうです。
現在のLSI等の電子デバイスの多くがシリコンの上に電子回路の基盤を載せていますが、シリコンの代わりにグラフェンを使う研究が進んでおり、その成果の一部をいち早く切手に取り入れたものです。
このシールの円形部分は樹木の年輪の様に細かい電子回路になっています。この部分に専用アプリをダウンロードしたNFC対応のスマートフォン等を近づけると、ミゲル・トルガ (Miguel Torga)という詩人が1951年に書いた"Contagion(伝染)"という詩が表示されるそうです。
言葉では上手く説明できないので、こちらの関連動画もご覧ください。
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