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2018年12月26日 (水)

イエメン王国の実逓カバー2点

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Yemen1b
 今年の初めにヨーロッパのオークションでたまたま見つけて入手したのが、イエメン王国亡命政府の変り種切手貼りの実逓カバー2点です。
 イエメン王国は、1962年のクーデターによるイエメン・アラブ共和国(北イエメン)の成立後1970年までの間、サウジアラビアに亡命政府を置いており、その間に多くのトピカル切手を発行しました。亡命政府発行切手という性質上、そもそも実逓カバーが存在するかどうかという疑問もあったのですが、一応は存在したようです。
 1通目は、1965年発行の三角切手(画像上)のカバーで、1966年1月28日付で"CAMP MANSUR"の消印(裏面に同じ印で割印)が押されています。差出人は"Brig. Gen. the Prince of Conde"氏で、宛先は"Dr. Harald Vocke"氏となっています。封筒の左上にはイエメン王国通信省と印刷がされていますが、公用の郵便物かどうかは不明です。
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 2通目は、1967年発行の暫定セルフ糊切手(画像2番目)のカバーで、1969年5月5日付で"AL-MAHABESHAH"の消印が押されています。また、裏面には1通目と同じ"CAMP MANSUR"の消印(割印)と、フランクフルトの到着印が押されています。また、差出人と宛先は1通目と同じですが、差出人のスタンプや宛名の筆跡は異なっています。封筒はこれもイエメン王国通信省のものですが、1通目とはデザインが異なります。

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コメント

これはいいものですね!イエメン・ムタワッキリテ王国の実逓便は同時期のアラブ土侯国のものと比べると数が少ないですが、やはり『郵政当局』が切手の宣伝に使っていたのではないかなと想像しています。

投稿: 山崎 | 2018年12月27日 (木) 00時09分

山崎様、こんにちは。おっしゃるとおり、アラブ土侯国の実逓カバーは、アメリカの切手商あたりで売られているのをちょくちょく見ますが、イエメン王国のものはほとんど見ませんね。
今回ご紹介した実逓カバーは、イエメン王国通信省の封筒を使っているので、郵政関係者が関与している感があります。しかし貼付された切手の組み合わせがバラバラであるのを見ると、コレクター自身が作成したものではないような気がします。。

投稿: 荒牧 | 2018年12月27日 (木) 13時13分

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