サンマリノの刺繍切手
7月に、サンマリノから切手発行140年を記念した刺繍切手が発行されました。図案はサンマリノの市章をデザインしています。
この切手は、1シート6枚構成の20,000セットの限定発行ということですが、1セットが1シートを意味しているのであれば、12万枚も発行されているはずで、それほど少ないものではありません。
しかし、実際には、発売直後に売り切れ、ネットオークションでは1枚5,000円以下では手に入らないのが現状です。
実は、私、先日までヨーロッパ旅行をしており、サンマリノにも立ち寄りました。そのため、事前にネットオークションや切手商を通じて3シート(18枚)を手に入れ、その一部を現地で使ってみました。ただ、無理して入手したので、1枚あたり4,000円近くかかってしまいましたが・・・。
で、帰国して届いたのが下のカバーです。観光地のティターノ山(サンマリノ市)のポストに投函しましたが、消印は麓のDOGANA市のものが押されています。
観光名所のリベルタ広場そばには、郵趣窓口(切手・コイン販売所)がありました。もしかしたら刺繍切手が売れ残っているかもと期待していましたが、残念ながら刺繍切手どころか目ぼしい切手は余りありませんでした。
何しろ1枚4,000円もかかっている切手を貼るのですから、最低1通は確実に窓口で消印を押して欲しいと考え、郵便局を探したところ、郵便局は観光地から1キロぐらい離れた住宅街の中にあるとのことでした。行ってみると、ごく普通の郵便局におじさんの局員が1人いました。
刺繍切手を貼った封筒を出して、「日本へ送りたいのでクリアに消印を押してくれ」と頼んだところ、「これ(刺繍切手)は切手ではないので、消印は押せない」と一旦断られました。しかし、こちらも粘ったところ、正規料金(2.2EUR)の切手を貼れば送ってくれるということになり、届いたのが次のカバーです。こちらは、ティターノ山のイラスト入りのサンマリノ局の消印でした。
合わせて、昨年に発行された種付き切手(3連刷の中央の切手)のカバーも差し出しました。こちらはすんなりと消印を押してくれました。
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