実逓カバー製作の難しさ
新年最初の記事となります。本年もよろしくお願いいたします。
昨年末にヨーロッパ旅行に行って来ました。美術館めぐりが主目的でしたが、もちろん、訪問国から自分宛に実逓カバーを差し出すのも大きな楽しみの一つです。
ただ、今回は消印漏れの失敗作が多く、残念な結果となりました。
1番目の画像は、4時間だけ滞在したオーストリアのウィーンから差し出した書留便ですが、書留ラベルが貼っているだけで、消印は全く押されていません。
空港で郵便局を探したのですが、同じビルには無いとのことで、限られた時間の中で、市内の中央郵便局を探して全部で10通差し出したのですが、徒労に終わってしまいました。

2番目の画像は、一番長く滞在したオランダから、銀製のダイヤモンド付き切手を貼付した書留便ですが、これも消印漏れで届きました。
アムステルダムの空港内の郵便局で差し出したのですが、郵便局専門の店舗ではなく、雑貨や靴修理の店との兼営でしたので少し嫌な予感がしたのですが…。
切手自体数千円もするものですし、実はオランダから日本への書留便は16ユーロと高いので、相当の追加料金も支払いました。金銭的にもかなりの無駄となってしまいました。

3番目の画像は、日帰りで訪問したスイス・チューリヒから差し出した、レコード切手シート張りの書留便です。書留ラベルがシートに跨って貼られていますが、これも切手自体には消印が押されていません。
祝日に訪問したので、空いている中央郵便局に足を運んだのですが…これも無駄になってしまいました。

4番目は、ベルギー・アントワープからの「馬の毛添付切手シート」の差出便です。最終日にアムステルダムからパリの空港へ移動する際に、アントワープ観光をした際に、たまたま郵便局を見つけて窓口で差し出したものです。書留便ではなく普通便でしたので、書留ラベルすら付いておらず、単に切手が痛んだだけでした。
ベルギーからは、街中のポストからも数通差し出したのですが、それらも消印漏れで届き、全敗でした。
どうも、郵便局の窓口で差し出すときに、消印を押してくれと強く頼まないと、かなりの高確率で消印漏れになってしまうようです。特に変り種切手は、一見、切手かどうか判らないというのも不利だといえます。
ただ、慣れない土地で郵便局を探し、不足分の料金を払い、片言の英語で差出を頼むだけで精一杯だったのも確かです。
異国の地での実逓カバー製作の難しさを実感した旅行となってしまいました。
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