コンクリート粉入切手(2007年発行)
2007年にオーストリアが発行した「水族館50周年」記念切手に、コンクリート粉が混入されていることが判明しました。
なぜ、水族館にコンクリート粉かといえば、この水族館は、第2次世界大戦中に高射砲塔として建設された建物を改築して水族館として利用していることにちなみます。
この高射砲塔のコンクリートを粉にして、切手下部の盛り上げ印刷部分に混入しているとのことです。
10面シートの下部には、"MIT ORIGINAL-BETONSAND DES FLAKTURMS"(英語で:"with original concrete-sand of the flak tower")と明記されています。
それにしても発行後9年近く経つまで気づかなかったことが驚きです。当時の「郵趣」誌には「一部特殊加工」としか書かれていませんでした。
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