気球郵便の三角切手

珍しいカバーを入手しました。
画像は、1928年にオーストリアにて実験が行われた、気球郵便のカバーです。
気球郵便といっても、本来の目的は気球自身の実験ではなく、ロケットを気球で高度16,000m~18,000mの上空に運び、そこからロケットを発射する実験の一環として行われたものだそうです。
したがって、広い意味では、ロケット郵便の一種でもあると言えるでしょう。
当時は、ロケットの実験が世界各地で行われ、そこに搭載した郵便物には専用の料金証紙が使われ、実験の資金稼ぎに使われました。
三角形の証紙も多く存在しますが、その中で最も古いのがこれです。
また、このカバーの封筒は重量を軽くするために薄紙で作られていますが、三角形の証紙についても同じく薄紙に印刷されている点も珍しいです。
| 固定リンク
「・変わった形の切手」カテゴリの記事
- 制服生地を再利用した切手(スイス)(2025.11.14)
- ニュージーランドからの実逓便(2025.11.04)
- 新・ニュージーランドのキウイ図案円形切手(2025.09.20)
- フランスのハート型切手(スイーツ図案)(2025.07.19)
- スイスの変わり種切手色々(2025.07.06)

コメント