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2014年3月 4日 (火)

世界最初の変形切手(番外編)

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 大手のオークションで、貴重なアイテムを入手しました。

 画像の エンタイア(注:封筒のみ残っているものをカバー、中の手紙も残っているものをエンタイアと呼んで区別しています。) ですが、見慣れない赤い円形切手(料金証票)が貼られています。

 印面には、"RAIL ROAD EXCHANGE CARPENTER & CO. KENNEBEC EXPRESS COURT SQUARE BOSTON"と印刷されており、アメリカのボストンで営業していた鉄道郵便会社の発行した料金証票のようです。額面は印刷されていません。
 鉄道郵便会社の料金証票はスコットカタログのアメリカ専門版にも掲載されていないため、発行年や他の種類もあるのかといった詳細は不明です。しかし、中の手紙の日付は1851年11月6日付であるため、遅くとも1851年には発行されたようです。

 とすると、1852年発行のインド・シンド州の円形切手よりも1年早い発行例となります。

 政府またはこれに準ずる機関の発行したものだけを切手とするなら、この鉄道郵便会社の料金証票は切手には該当しません。しかし、民間会社発行のものまで含めた場合は、今のところこれが「世界最初の変形切手」ということになります。

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