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2011年9月22日 (木)

本人配達切手の使用例

Czecho

 画像の封筒に貼られている三角切手は、1900年前半にチェコスロバキアが発行した、本人配達郵便切手です。
 本人配達郵便というのは、その名の通り本人のみに手渡しされる特殊な郵便物で、日本にも同じ制度があります。しかし本人配達郵便専用の切手を発行したのは、チェコスロバキアとその関係国だけですので、コレクターの間では結構有名です。

 切手は、一目で本人配達郵便だと判るようにすべて三角形で、青と赤の2種類が発行されました。青色は発信者側が本人配達を指定した場合に使われ、発信地の郵便局で貼られるものです。そして赤色は受信者側があらかじめ「自分宛の郵便物はすべて本人配達郵便にして欲しい。」と届け出た場合に、受信地の郵便局で貼られるという使い分けがされていました。

 これらは、青も赤も切手自体もそれほど高いものではありません。しかし、その郵便物の実逓カバー(実際に郵便物に使用された封筒)になると、急に入手が難しくなります。
 特に赤色の方が難しく、私にとっては幻のカバーでした。
 ところが先日、ヨーロッパの切手商で画像の封筒を見つけました。右上の黒い切手はチェコスロバキアではなく、リヒテンシュタインの切手です。つまり、リヒテンシュタインからチェコスロバキアのLADZANY宛に送られた封筒が、受取人の届け出で本人配達扱いになり、赤色の専用切手が貼られたものです。
 確かに受取人側が指定する場合は、国際郵便物にもこの専用切手が貼られるケースがありますが、全くの盲点でした。
 しかも、結果的に2カ国の切手が貼られるので面白さも倍増です。

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