元祖・紙製円形切手-2年がかりの新発見
紙製の円形切手の最古記録を更新しました。
これまで、私が把握していたものは、1869年のロシア・ローカル切手(zemstvo)でしたが、画像の切手はそれを2年更新しました。
これは、メキシコのグアダラハラ(Guadalajara)で発行されたもので、スコットカタログにも掲載されています。
本来は、印面だけが円形でハサミで切り取って使うタイプの切手ですが、その中の一部が、画像のようにギザギザの縁取りのある円形に型抜きされた状態で発売されました。スコットカタログでは"Serrate Perf"と表記されていますが、目打ちではなく手作業による型抜です。
見ての通り簡素な切手で、偽物が簡単に作れますので、入手には注意が必要です。実は、この切手の存在は昨年に見つけましたが、実物、それも鑑定書付きのものの入手が難しく、2年越しの公表となりました。
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