唐詩三百首
「郵趣」11月号の新切手ニューズやピックアップ!のコーナーで紹介された、中国の「唐詩三百首」小型シート(画像1番目)について興味を持たれた方も多いと思います。
なお、切手のタイトルは300首ですが、実際に印刷されているのは、切手部分6首、シート地のマイクロ文字印刷部分92首の合計98首のようです。
記事によれば、別売の特殊ペンで詩をなぞると、朗読音声が流れるとのこと…。実際にはどんな感じなのか…。
何とかその特殊ペンを入手することができましたので、ご報告します。
画像2番目が、その特殊ペンと付属品です。真ん中の白い縦長の物体が本体です。本体にもスピーカーが付いているほか、インナー型のヘッドフォンも附属していました。
説明書が中国語で書かれているため、最初は使い方が判らずに、ちょっと苦労しましたが、色々試して、やっとスピーカーから詩が流れてきました。
朗読される詩自体は、ペン本体に音声データ(後でペンをパソコンにつないで調べたら、AGI形式という聞き慣れないファイルでした。)に記憶されており、ペンの先端をシートに当てると、その位置を読み取って該当する詩を流してくれます。文字をなぞる必要はなく、ポッと触れるだけで読み取ってくれます。
おそらくは、ペン先のセンサーが切手のデザインの一部やシート地のマイクロ文字を読み取って位置を判断する仕組みでしょうが、反応は結構正確です。何度やっても、同じ場所からは同じ詩が流れてきます。(画像3番目)
また、非常に不思議なことに、切手部分については、文字や絵柄がある部分はもちろん、背景の無地部分にペンを当てたときも、正確に判別してくれます。無地部分といってもメタリックなインクで薄い色が付いていますので、肉眼では判らない細かい模様でもあるのかもしれません。
ちょっと試してみるつもりが、意外と面白く、1時間近く楽しんでしまいました。
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