オーストラリアのジョイント切手
オーストラリアから、8月に発行された5カ国(地域)のジョイント切手をご紹介します。
最初の画像は、オーストラリア、ノーフォーク島、豪州南極地域、クリスマス島、ココス諸島の切手を1枚ずつ納めた5カ国(地域)同居型S/Sです。
ただし、オーストラリア本土と、豪州南極地域、クリスマス島、ココス諸島(以下、「3地域」と略します)の切手は、それぞれの相互利用が認められています。したがって、厳密な意味では、オーストラリア(及び3地域)とノーフォーク島の2カ国(地域)の同居型といえるかもしれません。
2番目の画像は、同時にオーストラリアから発行された、5種連刷切手です。一見、小型シートの切手と同じように見えますが、左から2番目の切手の国名表示が異なっています。
画像では見にくいのですが、右上に横書きで"Australia"、左下に縦書きで"Norfolk Island"と入っています。どうやら、この2番目の切手は、オーストラリアとノーフォーク島の両国(地域)で使える共通切手の様です。
1枚の切手が2カ国で使える共通切手は、1965年のルーマニア&ユーゴスラビア、1995年のスイス&リヒテンシュタイン、2004年のスイス&国連(国際オリンピック委員会)ぐらいしかなく、非常に珍しい例になります。
なお、同様のセルフ糊切手も発行されています。
最後に、3番目の画像をご覧下さい。今度は、ノーフォーク島側で発行された5種連刷切手です。
こちらは、一番左の切手に注目して下さい。今度は、右上に横書きで"Norfolk Island"、左下に縦書きで"Australia"と入っている共通切手です。
さらに、右の3枚も、右上には"Norfork Island"、左下には順に"Australian Antarctic Territory"、"Christmas Island"、"Cocos(Keeling) Islands"と入っています。これらは、おそらく、ノーフォーク島と3地域の共通切手なのでしょう、たぶんオーストラリア本土でも使えると思います。
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