アフガニスタンのシルク切手
アフガニスタンの絹製切手を入手しました。
「中華人民共和国・アフガニスタン国交50周年」記念の小型シートで、画像では判りにくいですが、切手の印面上部に「1955-2005」と入っていますので、おそらく2005年に発行されたものと考えられます。
実は、アフガニスタンの最近の新切手は、ほとんど日本に入ってきていません。この機会にちょっと「郵趣」誌のバックナンバーを調べましたが、最後にアフガニスタンの新切手が紹介されたのは、2007年1月号に掲載された、2003年7月~2004年10月発行の4点です。しかも切手画像や販売価格の掲載がない、記録だけの掲載でした。という状況なので、この切手の正式な発行日等は不明ですが、もし2005年発行なら、2006年発行のモンゴルの絹製切手より早い、世界最初の目打入り絹製切手ということになります。
この絹製切手は、中国の切手商から購入しました。したがって、中国系のエージェントが絡んでいることは間違いなさそうです。また、表から見た感じはモンゴルの絹製切手と似ていますが、決定的に違うのが裏面です。モンゴル等の絹製切手のほとんどは紙で裏打ちされていますが、このアフガニスタンの絹製切手は裏面も「絹地」なのです。しかし、絹特有のフニャフニャしたものではなく、紙or樹脂フィルムの芯の両面を絹で挟んだようなしっかりした材質です。
ちなみに、切手の下部には「Silk Road」の文字が入っています(画像下)。絹製にしたのは、単に奇をてらったのではなく、一応の理由があったのですね。
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