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2008年6月

2008年6月29日 (日)

貴重な4枚ストリップ

Pigeon4 先日(6月13日)で紹介したニュージーランドの伝書鳩郵便切手ですが、また、貴重な関連アイテムを入手できました。

 画像の正三角切手の4枚ストリップ(切手が一列につながった状態のもの)は、先日紹介の青色切手と同時に発行された赤色切手です。青色切手(額面6d)はオークランドから島への送達、赤色切手(額面1sh)は島からオークランドへの送達に使われ、風向きの関係からか、島からの送達の方が倍の料金になっています。料金に反比例して、発行枚数も、青色10,000枚に対して赤色は5,000枚と半分になっています。

 というわけで、赤色切手は、数が少ないため単片でも入手は結構難しいです。しかも、ペア以上のものとなると、運とお金の両方がなければ入手できないという感じです。これがebayでわずか$50ちょっとで落札できたのは、ものすごくラッキーでした。(普通に買えば、単片1枚だけでも2万円ぐらいします。)

 また、この三角切手は、初期の目打入三角切手としても貴重な存在です。当時の技術では三角切手に目打を入れるのは難しかったらしく、郵政庁の発行した三角切手で初めて目打が入ったのは、1908年のエクアドルのものが最初と、非常に遅かったのです。ローカル郵便の三角切手でも、この伝書鳩郵便切手の前にはドイツとスェーデンで発行された三角切手に目打入が見られる程度です。
 ということで、初期の目打入三角切手としての価値を考えた場合、単片よりも目打がハッキリ判るペア以上の状態が好ましいのです。

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2008年6月28日 (土)

イランのホログラム切手のバラエティ

Holoi1 イランが2006年に発行したホログラム印刷は、セルフ糊シール式ですが、この剥離台紙のバラエティを入手しましたので、ご報告します。

 画像上は、額面Rls.4400の方の切手ですが、最初に入手したのは白い台紙(左)だったのですが、今回入手したのは茶色の台紙(右)です。

 また、画像下は同時発行の額面Rls.5500の切手の裏側ですが、これについてもメーカーのロゴらしき模様が入ったもの(左)と、全く白いもの(右)の2つのタイプがあることが判りました。

 とすると、額面Rls.4400で裏面ロゴ入りのものや、Rls.5500で茶色の台紙のものもありそうですが、どうなることでしょうか。
Holoi2

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2008年6月26日 (木)

3時間で製版・印刷・発売へ

 オーストリア郵政のホームページで見つけたNEWSです。

 このところのオーストリア郵政の変わり種切手発行熱、特にサッカーのEURO2000関係の切手の充実ぶりはスゴイですが、今度は決勝戦終了後3時間で切手を製版・印刷・発売することにチャレンジするようです。

 決勝戦終了予定時刻は6月29日のPM11:00(現地時間)、そして3時間後の30日AM2:00にはウィーン市内のPhilately Shopで売り出すそうです。
 実現すれば、オーストラリア等がオリンピック時に発行したメダリスト切手の切手を塗り替えて、世界最速の発行になります。

 しかし、何も夜中の2:00に店を開いて売り出さなくても…。と思うのは私だけでしょうか。

 

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2008年6月25日 (水)

小さな小型シート

Sheetf 「世界の変わった切手たち」のコーナーに、アルメニアの世界最小の小型シートを新規展示しました。
 このアルメニアの小型シートの「発見」は、「郵趣」3月号で紹介されているとおり、2007年10月に発行された「第4回パンアルメニアン競技会」記念シートがきっかけでした。しかし、その後、1999年の第1回大会の記念シート、2001年の第2回、2003年の第3回、2005年を飛ばして2007年の第4回と、全ての開催時に同サイズの小型シートを発行していたことが判りました。コレクターとしては嬉しい限りです。

 なお、せっかくの機会ですので、最近見つけた小さな小型シートを2点紹介しておきます。
 画像上は、1993年にフォークランド諸島から発行された小型シートですが、42mm×60mmと、1987年のハンガリーの小型シート(40mm×60mm)より2mmだけ大きく、残念ながら記録を逃しました。

Sheetj また、画像下は、1995年にジャマイカから発行されたもので、全体のサイズは62mm×47mmと結構大きい(?)ですが、印面部分のサイズでは、56mm×41mmと、アルメニアの小型シートよりわずかに小さいです。

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2008年6月22日 (日)

ポリウレタン切手のマージン

Addidas 現在、ヨーロッパではサッカーのEURO2008で盛り上がっていますが、この大会を記念した変わり種切手として、公式球(Addidas製)と同じポリウレタン製の円形切手がオーストリアから発行されたことをご存じの方も多いと思います。

 私も何枚か入手しましたが、郵趣サービス社から購入した1枚だけは、切手の周囲のマージンが付いたままの四角形状態で届きました(画像右側:判りにくいですが、円形の切れ目が入っており切手部分だけ簡単にはずせます)。
 他の切手商やオーストリア郵政に直接注文した切手は、切手部分だけを取り出したもの(画像左側)だったですし、ebayに出品されているものも取り出し済みの切手だけのようです。
 収集家としては、やはり「マージン付き」の方に魅力を感じます。郵趣サービス社以外でこの切手のマージン付きを売っているところは他にあるのでしょうか?

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2008年6月18日 (水)

犬ぞり郵便?

Zoo1 伝書鳩郵便に続いて、犬ぞり郵便?の切手を紹介します。

 画像(上)のカバーは、1975年3月にクリーブランド動物園で発行されたローカル郵便切手のカバーです。一応切手上に"LOCAL POST"と記載されていますが、動物園内に設置された専用のポストに三角形の専用切手を貼った郵便物を投函すると、動物園の関係者が最寄りの郵便局に届けて、そこからは正規の郵便ルートで配達されるというシステムだったそうで、実態は、動物園への寄附を集める手段として発行されたものです。
 と、ここまでは、三角切手の専門カタログの記載で知っていた事項です。

 先週、この切手のカバーを入手して、新情報が2つ判りました。
 第1は、この切手は、「セルフ糊シール」切手だったということです。正規の郵政庁が発行したシール式三角切手は、1994年のオーストラリアが最初ですから、それよりも19年も早いことになります。また、アメリカ最初のシール式切手は前年に発行されていますので、惜しくもアメリカでは2番目の発行になります。
 初期のセルフ糊シール切手としては貴重なアイテムです。

 第2は、このカバーは、「犬ぞり犬」によって運ばれたものだということです。これについては、カバーの右下のゴム印を見て下さい(画像下)。"Carried By Siberian Husky Sled Dogs"と書かれています(Sledは、犬ぞりの意味です)。
Zoo2_3
 アラスカならともかく、何でクリーブランドで犬ぞりなの?との疑問は、封筒の中に入っていた説明書で解けました。
 それによると、50年前の1925年に、アラスカ最北端のNomeという町でジフテリアが流行し、その治療用の血清を運ぶのに犬ぞり隊が活躍しました。その際の犬ぞりを引いたシベリアン・ハスキー犬は、一時期ちょっとしたヒーローになりましたが、その後、クリーブランド動物園に引き取られて余生を過ごしたそうです。このカバーは、血清輸送の50周年を記念したイベントの一環として、ジベリアン・ハスキー犬に荷物を運ばせた際の記念カバーらしいです。
 ただし、イベントでこのカバーを運んだのは、あくまでも「犬」であって、「犬ぞり」では無かったと思われます。それは、ゴム印の記述が"Dog Sled(犬ぞり)"ではなく、"Sled Dogs(犬ぞり用の犬)"とされていますし、3月のオハイオ州に十分な雪が積もっていたとは考えにくいからです。タイトルが「犬ぞり郵便?」と「?」付きなのは、そのような事情からです。正確には、「犬ぞり犬郵便」とでもすべきでしょうね。

 なお、このローカル郵便自体は、イベント時だけの一時的なものではなく、ある程度継続的なものだったようです。ゴム印には"Inaugural(創業)"とありますし、翌1976年には別の図案で3種の三角切手が発行されています。ただし、毎回犬で運んだとは考えにくいですから、2回目以降は人間によって運ばれたのでしょうね。


 

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2008年6月13日 (金)

貴重なオンピース

Pigeon1 最近入手した、貴重な切手をご紹介します。

 画像の切手は、1899年にニュージーランドで発行された「伝書鳩郵便」切手です。
 この伝書鳩郵便は、オークランドとGreat Barrier諸島との間の連絡に使われた一種のローカル郵便で、1908年まで実施されました。その専用の切手として青・赤2種の三角切手が発行され、「世界最初の航空三角切手」としても知られています(正規の郵政庁が発行した最初の航空三角切手は、エストニアから1920年に発行されています)。

 伝書鳩の脚に付けて飛ばすという性格上、出来るだけ軽くする必要があり、専用の極薄便箋も用意されました(画像下)。
 この切手や便箋の未使用は、珍しいものですが、極たまに販売されているのを見かけます。しかし、実逓カバー(エンタイア)はまだ見たことはありません。
 いつかは入手したいと思っていたところに、ebayで実逓カバーと未使用の中間とも言えるオンピース(消印は1900年3月17日)を見かけて、落札しました。切手の周囲に残った極薄便箋の断片が、良い味を出しています。

Pigeon2

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2008年6月11日 (水)

ケニヤの三角切手

Kenya 先日紹介した、アフガニスタンの絹製切手のように、日本で入手困難な新切手が結構あるのは、悩みの種です。

 たとえば画像の三角切手もその一つです。これは、ケニアが2006年12月15日に発行した、カバとカメを描いた切手ですが、私も最近ebayに地元ケニアの業者が出品しているのを見かけるまで、存在を知りませんでした。ほぼ同時期にケニア発行された円形の切手は郵趣サービス社の自動発送で送られてきましたのですが、この切手は送られてきませんでしたし、念のため2007年以降の「郵趣」誌のバックナンバーをひっくり返して探しましたが、掲載はされていませんでした。おそらく発行枚数が少なく、輸入されなかったのでしょう。

 ちなみに、この切手が未入手だったのは私だけでは無かったようで、最初に出品された際は、11ドルでも落札できませんでした。運良く、再度出品されているのを見つけ、今度は気合いを入れて入札しましたが、落札価格は12.5ドル、ケニアから日本までの送料が5ドルと、これ1枚のために17.5ドルもかかってしまいました。

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2008年6月 8日 (日)

アフガニスタンのシルク切手

Afghansilk1 アフガニスタンの絹製切手を入手しました。
 「中華人民共和国・アフガニスタン国交50周年」記念の小型シートで、画像では判りにくいですが、切手の印面上部に「1955-2005」と入っていますので、おそらく2005年に発行されたものと考えられます。

 実は、アフガニスタンの最近の新切手は、ほとんど日本に入ってきていません。この機会にちょっと「郵趣」誌のバックナンバーを調べましたが、最後にアフガニスタンの新切手が紹介されたのは、2007年1月号に掲載された、2003年7月~2004年10月発行の4点です。しかも切手画像や販売価格の掲載がない、記録だけの掲載でした。という状況なので、この切手の正式な発行日等は不明ですが、もし2005年発行なら、2006年発行のモンゴルの絹製切手より早い、世界最初の目打入り絹製切手ということになります。
 この絹製切手は、中国の切手商から購入しました。したがって、中国系のエージェントが絡んでいることは間違いなさそうです。また、表から見た感じはモンゴルの絹製切手と似ていますが、決定的に違うのが裏面です。モンゴル等の絹製切手のほとんどは紙で裏打ちされていますが、このアフガニスタンの絹製切手は裏面も「絹地」なのです。しかし、絹特有のフニャフニャしたものではなく、紙or樹脂フィルムの芯の両面を絹で挟んだようなしっかりした材質です。
 ちなみに、切手の下部には「Silk Road」の文字が入っています(画像下)。絹製にしたのは、単に奇をてらったのではなく、一応の理由があったのですね。
Afghansilk2

 

 

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2008年6月 6日 (金)

七角形切手(?)を入手

Turkey7kaku 今日、自宅に届いたばかりのエラー切手です。
 トルコが1898年に発行した八角形切手の、右下部分の目打ちが漏れて、七角形切手(?)になっています。
 ちょっと、表面が汚れているのが玉にギズです。

 ところで、最近、19世紀の変形切手の入手に力を入れており、今回のエラー切手の他にも、面白いアイテムが届く予定です。
 この機会に、「19世紀の変形切手」という新しいカテゴリーを作って、紹介していく予定ですので、ご期待下さい。

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2008年6月 1日 (日)

喜望峰の三角切手の印紙使用

Cape1 最近、ebayにて、喜望峰の6ペンスの三角切手が貼られた約束手形を落札しました。

 郵便切手が印紙としても使用された例はたまにありますが、切手収集家の間ではあまり人気がありません。クラシックの王様の一つである、喜望峰の三角切手でもその傾向は変わらなかった様で、入札者は私1人、落札価格は日本で同じ切手の単片使用済を買う程度の格安で入手できました。

 確かに、印紙使用例には郵便局の消印が押されずに、「ペン消し」になるので、人気が無いのは仕方が無いかもしれません。しかし、上の画像を見て判るとおり、きちんと手形の額面(45ポンド)と日付(65年7月10日)が書かれており、情報量としては、郵便の消印にひけをとりません。
 何と言っても、見映えが良いのが嬉しいところです(画像下)。コレクションの主流にはならないまでも、アクセントとしては面白いアイテムだと思います。
 なお、数年前に同じく喜望峰の1ペニー切手を貼付した小切手も落札していました(これも無競争で安く落札できました)ので、合わせてご紹介します。

Cape2

Cape3

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