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2007年11月15日 (木)

0.6gの純金切手

Gimperf1_4 こんにちは。最近、原油高につられるように金の価格が上がっているようですが、切手の世界にも金を使ったものがあることは、ご存じかと思います。
 一般に、これらは金「箔」切手と総称されていますが、最初にガボンが発行したシュバイツアーを描いた金箔切手(左上画像)は、金箔のように薄いものではなく、1枚当たり純金を0.6g(某切手ディーラーの話による)も使った、金「板」切手とも呼ぶべき立派なモノです。現在の金相場は1gあたり約3000円ですので、この切手は、金の価値だけでも約1800円もするということになります。
 ちなみに、この切手には「無目打」もありますが無目打の方が穴がない分、純金の量も若干多いはずですね。
 http://www.aramaki.com/home/stamp/stamp9/g-imperf.html

 ところで、純金量が多いことは、決して良いことづくめではありません。
 というのは、金の価格が切手の価格を上回ると、地金として鋳つぶされてしまう可能性があるのです。実際、1980年の金の高騰時には、この切手の値段より金の価値が高く なったため、かなりの枚数が鋳つぶされたという話です。この切手が他の金箔切手と比べると入手が難しいとされる原因の一つは、ここにあるのです。
 今度、もし、海外の金相場が1トロイオンス(約31g)あたり1000ドル近辺になると、再び切手が鋳つぶされて、ますます市場の在庫が減ってしまうことになりかねません。

Gimperf3_4  また、金箔切手は、金箔部分が裏打ちの紙と密着しているはずなのですが、この切手は金箔(板)の部分がそれなりの厚みを持っているせいか、裏打ちの紙から 剥がれてしまうのです。左中央の画像は、完全に剥がれてしまった裏打ちの紙です。何しろ発行後40年近い切手ですから、長年の間に接着剤が劣化したので しょうか。
 この切手は何枚か持っていますが、どれも裏打ちの紙から、一部ないし全部剥がれてしまっています。

 
Photo なお、実逓カバーも持っているのですが、切手部分をよく見ると、不自然なズレがあります。(左下側の拡大画像)
 おそらくこれは、一度剥がれた金箔(板)部分を接着剤で付け直した跡だと思われます。

 最近、ガラス玉やら真珠やらをくっつけた変わり種切手が登場していますが、30年後、これらの切手が無事にくっついたままであることを願っています。

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