旧中国の大型速達切手
旧中国(中華民国)では、1905-14に大型の速達切手を発行しました。その最初期のタイプの完全な状態(見本字入)のものを入手しましたので、ご紹介します。
画像のように、横200mm×縦60mm(実測値)の横長の切手で、目打で4つの部分(左から、1~4)に切り離せるようになっています。
左端の1番は冊子に閉じたままで保存されるものです。2番目は受取人がサインをした上で発送郵便局に戻されて保存されます。3番目は配達先の郵便局で保存されます。そして右端の4番は送付人に受領証として返されます。
全体の面積では、コロンビア・トリマ州の書留切手のサイズ(159mm x 70mm) を上回るため、一時期はギネスブックで世界最大の切手として紹介されていました。
4片が完全に残っている未使用は大変高価(100万円以上)です。今回入手したのは状態が完璧な見本字入ということで、もっと高くなるのではと思っていましたが、ダメ元で安めの値段で入札していました。予想に反して最低値の少し上で落札でき、ビックリです。2月下旬のオークションだったので、中国人コレクターがコロナ騒ぎで入札しなかったのかもしれません。
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