恒例になりつつある、ビジネス会計検定試験を受験してきました。受験したのは、今回から始まった1級試験。「受験料1万円も払ったのだから、元は取りたい。」という気持ちでした。
本当は、公式テキストをくまなく勉強して万全で受けたいところですが、司法試験も2か月語に迫っているので、どうしてもそちらを優先せざるを得ません。ということで、この検定の勉強は3月に入ってから泥縄式にした程度です。
試験会場に着くと、大阪会場の1級受験者は138名だけ。全国でも500名ぐらいでしょうか。ただし欠席率は低く、90%以上の人が受験したと思います。また、平均年齢がかなり高そうで、35歳ぐらいだったのではないでしょうか。
試験問題の方は、マークシート式が20問、論述式は総合問題2問と、第一印象は「ボリュームは少な目」と感じました。ただ、これは大きな勘違いでした。
まず、マークシート式は単純計算で1問5点もあるので、慎重に解いていきました。あやふやだった問題には△印を付けて後からもう一度考え直したりもしたので結構時間がかかり、結局論述式に移れたのは約1時間後でした。
残り1時間半で論述式に突入です。明らかにボリュームが少ない最初の問題に30分、最後の問題には1時間を当てればぴったりです。早速取りかかりますが、関連比率を間違えずに計算するのが案外大変でした。1級では、貸借対照表項目を2期平均しなければいけないので、2級の倍ぐらいの手間がかかります。また論述の分量も予想以上に多く、ゆっくり書いていたら、間に合いそうにありません。この時点で問題を解くスピードを切り替え、余計な下書きは一切省いて大急ぎで解き始めました。
それでも最後の問題に移った時は、もう残り1時間を切っていました。「ひょっとしたら間に合わないかもしれない」と思ったため、時間がかかりそうな問2を飛ばして、何とか3分前に最後まで解くことができました。残り3分ですが、一応飛ばした問2に戻り、多少は関係ありそうなことを殴り書きして、一応解答欄は全部埋めて終了しました。
全体的な感想としては、マークシート式はやや簡単、論述式は難問・奇問はありませんでしたが、それでもやや難しく感じました。最初の1級試験なので、もう少し簡単なものを期待したのですが、公式問題集の例題や私の書いた予想問題集よりは1ランク難しかったです。また、論述式の解答を苦手にしている方にとっては、かなり時間不足だったのではないでしょうか。
今回の難易度なら、マークシート式で80~90点、論述式で50~60点というのが合格の目安となるでしょう。ただし、次回以降はマークシート式が難しくなることも予想されますので、対策が難しくなりますね。
なお、試験終了後、このブログを見てくださっているプリンさんにお会いすることができました。別の人との待ち合わせがあったので、ゆっくりお話することができなかったのが残念でしたが、ご挨拶だけでもできて良かったです。
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