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2019年6月30日 (日)

弁理士試験論文式(2019年)

Patent2019

 今日(6月30日)は、弁理士試験の論文式試験を受験してきました。昨年に続いて2回目の受験で、1月頃から少しずつですが答案練習をしてきました。

 午前の特許・実用新案では、問題Iの2問目の特許協力条約の問題に苦戦しましたが、他の2問は比較的オーソドックスな事例問題で一通りの答案が書けました。ただ、苦戦した特許協力条約で慣れない条約の条文を探し回って時間をとってしまい、最後の方は大急ぎになってしまいました。一応答案は完成させましたが、どうなりますやら…。

 午後の最初の意匠は、簡単な構成の事例問題と、意匠法を意義を問う大局的な問題が出ました。問題文の量が少なかったので時間は少し余裕ががありましたが、特に2問目はどのようなことを書くか迷いながら答えました。昨年よりは書けましたが、どう採点されるか不安です。

 最後の商標は、理論問題と事例問題が1問ずつ出題されました。驚いたのはI問目の事例問題で、国家試験では珍しく「商標的使用」についての対立する立場を解説し、どちらが妥当か自分の意見を答える大学院のような問題でした。記憶を吐き出すだけの勉強方法では対応できないので、受験生や予備校は驚いたのではないでしょうか。ちなみに私は大学院で同じようなテーマのレポートを書いたことがあり、その記憶を呼び起こしながら何とか書きました。IIの事例問題は地域団体商標という少しマイナーな論点でしたが、一通りの要件は条文に書いてあったので、それを参考にしながら答案を書き上げることが出来ました。商標についても昨年よりはしっかり書けました。

 全体的に、昨年の問題よりも取り組みやすい問題だったと感じました。合格できるかは、特許協力条約の問題の出来にかかっているような気がします。

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