2026年4月17日 (金)

ヌード切手の先駆け

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 世界最初のヌード図案の切手といえば、スペインが1930年に発行したゴヤ作「裸のマハ」の絵画切手(冒頭の画像、出典:Wikimedia Commons)であることは広く知られていますが、それより77年前の1853年にもその先駆け(?)ともいえる切手が発行されていました。
 世界最初の三角形切手として有名な英領喜望峰の切手ですが、中央に描かれている希望の女神像の左胸が露出しています。この切手は、何度も現物を見ているのですが、図案が小さく印刷も若干ぼやけていたため、最近改めて気づいた次第です。

 手持ちの切手で、最も印刷が鮮明なものをスキャンした画像がこちらです。(クリックすると拡大します。)
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 オークションに出品されていた黒色のプルーフでも左胸の露出が判ります。
Proof
 このプルーフの女神の部分を切り取った画像です。
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 上記の画像を生成AI(Copilot)でカラー加工してもらった画像です。少し艶めかしくなりました。
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 人間ではなく女神の、片方の胸だけの露出で、ヌードといえるかどうかの解釈は人それぞれだと思いますが、興味深い事例であることは確かです。

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2026年4月 6日 (月)

キウイのフレーム切手

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 4月10日から12日のSTAMP-SHOW2026の「郵趣MYコレクション展」に「円形キウイ切手」というタイトルの作品を1フレーム出品します。ニュージーランドが1988年に最初の円形キウイ切手発行して以降、デザイン等を変えて何度か発行が続いていますが、それらを網羅してまとめた作品です。目玉は、最初の円形キウイ切手のダイ・プルーフと、2018年発行シリーズの無目打でしょうか・・・。該当のリーフをご紹介します。
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 また、冒頭のタイトルリーフの水彩画は、元・切手デザイナーの中丸ひとみ さんに特別に描き下ろしていただいたものです。
 せっかくですので、中丸さんの許諾を得てフレーム切手も作成しました。といってもそのままフレーム切手にしたのでは変わり種切手の要素がないので、別途「キウイ型の穴あきフレーム切手」を作成して組み合わせました。1つ目のシートはSTAMP-SHOWの記念品としてシート地に歴代の円形キウイ切手の画像を加刷しました。2つ目のシートは昨年10月にニュージーランドのスチュワート島に旅行して野生のキウイを観察した記念品としてシート地に現地で私が撮影した写真を加刷しました。
Roundkiwi
Stewartisland

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2026年4月 5日 (日)

変形・穴開き小型シート(インドネシア・ルクセンブルク)

Indonesiasheet
 変わり種の小型シートを2つ(合計4シート)ご紹介します。
 まずは、インドネシアが2025年11月に発行した植物と鳥を描いた切手の変形の小型シートです。左側の大きな葉っぱ型の小型シートは穴開きのシートでもあります。限定6,000セットの発売です。

 次は、少し前になりますが、ルクセンブルクが「世界最初の小型シート100年」を記念して2023年3月に発行した小型シートです。
 1923年に発行された世界最初の小型シート(注:同国が1921年に発行したシートを世界初とする説も有)の図案を復刻した小型シートで、額面表示(オリジナルは10ベルギーフラン、復刻版は5ユーロ)のみが異なります。またオリジナルの小型シートに空けられていた王冠型のパンチ穴(穴の位置で製造ロットを区別できた)も同じように開けられています。
 同時に記念銘が入れられた大判の特別シートも作られました。こちらも穴開きシートです。特別シートはシリアル番号入りで限定5,100シートの発売です。
Luxemburgsheet

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2026年3月23日 (月)

フランスの香り付き切手

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 フランスから2つの香り付き切手が届きました。
 1つ目は、2025年10月に発行された、クロワッサンの香り付き切手です。

 2つ目は、毎年恒例のハート型切手で2026年1月に発行されたものです。
 今回は香水ブランドのフラゴナール(Fragonard)の100周年の記念も兼ねており、オレンジの花(orange blossom)の香りが付けられています。
Franceheart2026

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2026年3月22日 (日)

オーストラリアの限定キャンバス生地製切手

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 オーストラリアでは、毎年11月頃、その年に発行された切手の特別シート等を限定で発行しています。
 2025年にも、同年9月に発行された"Ngana Nyitting"の切手の特別版が発行されました。
 4つの小型シートを紙製のフォルダに収めたセットですが、その内の1枚(左上)がキャンバス生地に印刷されています。
 このセットはオンラインの登録会員のみに案内があり、しかも申込期間は2025年11月10-19日の10日間だけでした。そのため発行数は相当少ないことが予想されます。通常でも150セットぐらいの少数しか発行されませんので、今回は恐らく100セットぐらいではないでしょうか。なお、実際に会員の手元に届いたのは2026年1月下旬だったとのことです。
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 キャンバス生地製の小型シートの拡大写真です。布目があるのが判ります。
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  残りの3枚は紙製ですが、変形小型シートかつエンボス加工がなされています。
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2026年3月21日 (土)

ロシアのレンティキュラー郵趣品

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 ロシアが発売した、レンティキュラーの郵趣品を入手しました。
 画像の通り、2020年6月に発行された宇宙開発の切手3種を収めた小型シートのレンティキュラー版ですが、切手としてには使えない郵趣品だとのことです。
 最近になって市場に出てきたので、2020年発行ではなく、2025年か2026年に発売された可能性も高いです。

 紙製のフォルダーに、剥がせる糊みたいなものを使って固定しています。
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2026年2月 2日 (月)

オマーンの水晶・めのう添付切手

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 昨年の10月にオマーンから、宝石(Gemstones)が添付された切手6種を収めた小型シートが発行されていたことが判りました。
 宝石とは言っても、ダイヤやルビーの様な高価なものではなく、水晶と瑪瑙(めのう)といった貴石とも呼ばれる石です。
 具体的には、以下の6種の石が添付されています。
 ・Black Agate:ブラックアゲート(黒めのう)
 ・Quartz:クォーツ(水晶)
 ・Amethyst:アメジスト(紫水晶)
 ・Green Agate:グリーンアゲート(緑めのう)
 ・White Agate:ホワイトアゲート(白めのう)
 ・Dendritic Agate:デンドリティックアゲート(樹枝状めのう)

(2026年2月4日追記)
 なお、添付された石の内、最後の「Dendritic Agate:デンドリティックアゲート(樹枝状めのう)」については、色や模様の個体差が大きいようです。私が入手した3種の画像を下に載せます。一番左の石のように透明で樹枝状の模様が良く判るものもあれば、一番右のように樹枝の模様が良く判らないものもあり、どれも同じ種類の石とは思えないほどの違いが見られます。
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(追記終わり)

 このように宝石(貴石)が添付された切手としては、ジャージーとポルトガルで発行されたダイヤモンド添付切手の他に、オーストラリアから2017年に発行されたロードナイト(ばら輝石)添付切手しかありませんでしたので、貴重な発行例になりました。

 シートをやや斜め横から写した画像もご紹介します。
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 石の部分はかなり盛り上がっていますので、該当部分に穴をあけた厚紙が載せられていました。
Omanst3
 これらの切手の額面は1枚2オマーンRial(約800~900円)ですので、額面だけでも5,000円ぐらいします。
 発行数は限定1000セットで、シリアルナンバー入りです。

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2026年2月 1日 (日)

「平和の鳩」刺繍切手(5)バルバドス

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 昨年の9月に11か国・地域から発行された「平和の鳩」刺繍切手のオムニバスシリーズですが、バルバドスからも12月8日に発行されました。これで12か国・地域から発行されたことになりますが、他の国からさらに発行されるという情報はないので、これで打ち止めのようです。
 今回のバルバドスの刺繍切手の発行枚数は不明ですが、多くの注文があったらしく市場に出回るのがかなり遅れました。
 額面は$2.20と一番安いのですが、入手できることを最優先にヨーロッパの切手商から購入したため、結構割高になってしまいました。

 また、初日カバーも入手しましたので、ご紹介します。
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2026年1月11日 (日)

インドネシアの絹布添付・絹製・ホログラム箔製切手

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 インドネシアから届いた変わり種切手を2セットご紹介します。

 1つ目は、2025年10月に発行された民族衣装を描く切手で、4種の小型シートが紙製のフォルダに収められています。
 切手の上着部分には、図案の輪郭に合わせてカットされた絹布が添付されています。その部分を拡大したのが下の画像です。
 フォルダの表紙の右下には、今年8月に開催されるアジア切手展「BANDUNG 2026」のロゴも印刷されています。
 限定2,000セットの発売です。
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 2つ目は、2025年8月にタイで開催された「THAILAND 2025」を記念した小型シートです(発売は7月)。
 以下の4種の小型シートのセットです。
 ・絹製切手(型抜きあり)限定1500セットの発売
 ・絹製切手(型抜きなし)限定1500セットの発売
 ・ホログラム箔製切手(無地)限定1100セットの発売
 ・ホログラム箔製切手(ラメ)限定1100セットの発売
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 最近、インドネシアからは切手展関係の変わり種切手が多く発行されています。来年8月のアジア切手展の際に発行される切手が今から楽しみです。

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サンマリノのフロック加工紙製切手

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 新年あけましておめでとうございます。今年も様々な変わり種切手情報を提供していきますので、よろしくお願いいたします。

 最初にご紹介するのは、サンマリノが2025年11月に発行した、サンマリノサッカー代表チームを称える記念切手で、切手全体がフロック加工紙で出来ています。
 なお、発行日の11月18日は、世界最弱と言われていた同国の代表チームが
UEFAネーションズリーグのグループDで歴史的な勝利(リヒテンシュタインに3-1で勝利・1試合3得点は史上初だそうです)を収め、グループCへの昇格を決めた日だそうです。あらかじめ切手は用意されていたのでしょうが、試合の日と同日の発行というのも興味深いです。

 ただ、この切手の入手に当たっては、サンマリノからの送料が異常に高くてかなり割高になってしまいました。ここ数年の国際郵便の送料の値上げと円安のせいで、特にヨーロッパからの送料は2,000円以上かかるのが普通になっています。オーストリア郵政等の一定金額以上の購入で送料無料になる国の切手は大丈夫なのですが、そうでない国や一般の切手商から購入する場合は大変です。

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«世界で2番目の超横長切手