2026年6月15日 (月)

第5のレコード切手(リヒテンシュタイン)

Recordlie1
 リヒテンシュタインからこの6月に発行されたばかりのレコード切手をご紹介します。本当に音が出るレコード切手も、ブータン、パラグアイ、スイス、スペインに次いで5例目になりました。
 今回のレコード切手は、スペインのレコード切手に似た厚紙製で、中心部分が切手本体で、周囲のシート地部分がレコードになっています。収録されているのは”S’isch egal”(「どうでもいい」「気にしていない」という意味)というタイトルの歌曲で、これはリヒテンシュタインの伝統的歌曲を”The Peps.”というグループが現代風にアレンジしたものだそうです。実際にレコードプレーヤーで再生できるほか、切手上のQRコードや以下のサイトからも聴くことができます。
https://www.philatelie.li/de/blog/Musik-Liader-us-der-Oberteli

 なお、切手の周囲は一見(穿孔による)目打があるようですが、実際には目打模様が印刷されているだけで、型抜きによる切れ目で切り離すようになっています。この点は、公式マキシマムカードの切手の縁をよく見ると判ります。
Recordlie3
Recordlie2

| | コメント (0)

2026年6月14日 (日)

穴あき切手2点(ドイツ、オマーン)

Holeger1
 「郵趣」誌6月号の表紙に、2026年は共通図案で発行された〈ヨーロッパ〉切手のリヒテンシュタイン発行分が掲載されていました。この切手は一見穴あきに見えるのですが残念ながら白い丸が印刷されているだけでした。
 しかし、ドイツ発行分については、何と実際に穴があいていることが判りました。先日到着した実物が冒頭の画像です。穴が判るように、薄緑色の紙の上からスキャンしています。ドイツ発行の変わり種切手は種類が少ないのでその意味でも貴重です。
 ひょっとしたら他の国の〈ヨーロッパ〉切手にも穴あき切手があるかもしれませんが、現時点で確認できたのはこの1点だけです。
 参考までに裏面の画像もご紹介します。
Holeger2

 もう1点ご紹介する穴あき切手は、少し前の2024年6月にオマーンから発行された小型シートで、イスラム歴における「Endowment's Year(寄進の年)」を記念する切手です。切手本体には穴はあいていませんが、シート地のアラビア文字を図案化したような模様の部分がレーザー加工で穴があけられています。
Holeuae1
 これについても裏面の画像をご紹介します。
Holeuae2

| | コメント (0)

2026年6月 8日 (月)

ギニアの金属製切手

Chinaguinee3
 2019年にギニアより恐らくアルミと思われる金属製切手が発行されていたことが判りました。中国との国交60周年を記念した記念シートのセットの中の1枚で、当時中国との国交の周年記念で各国から相次いで発行された変わり種切手の一つのようです。
 冒頭の画像をみるとおり、表面は白っぽい樹脂のようなものでコーティングされており金属特有の光沢は見られません。なお裏面は紙で裏打ちされています。
 しかし断面を見ると、樹脂らしきコーティングと裏面の紙に挟まれた芯の部分に、銀色の金属特有の光沢が見られます。2番目と3番目の画像は手持ちのコンパクトカメラで撮影した写真ですが、その様子が判るでしょうか・・・。またシート全体はずっしりとした重みがあるため、単なる箔ではなく多少の厚みがある金属だと思われます。
Chinaguinee4
Chinaguinee5
 なお、私が入手したセットは、通常の紙製の小型シートと合わせて紙製のフォルダに収められています。左下が紙製、右上が金属製の小型シートです。
Chinaguinee1_20260607142501

| | コメント (0)

2026年6月 7日 (日)

世界最初の立体印刷切手の関連アイテム

Bhutan3dperfcover2
 1967年にブータンから発行された世界最初の(レンティキュラー)切手に関する少し珍しいアイテムを入手しましたので、ご紹介します。
 1点目は、冒頭の画像のカバーです。最初の立体印刷切手では4種を収めた無目打の小型シートが発行されていますが、この小型シートにミシン目の目打を入れてブータン現地の郵趣窓口でのみ少数発売された目打入小型シートが存在します。この目打入小型シートの半分(2種)を切取って貼付した西ドイツ宛の書留実逓カバーです。画像では消印の年部分がはっきり見えませんが、1968年6月13日という早い時期の使用例であることも嬉しいポイントです。

 2点目、3点目は、大手製薬会社のBurroughs Wellcome & Co.社が"ACTIFED"という鼻炎薬の錠剤の宣伝のために作成したものです。ブータンの宇宙図案の切手が宣伝に使われた理由は、1965年のジェミニ6号と、1968年のアポロ7号の宇宙飛行士がこのACTIFEDを服用したという縁によるものだそうです。恐らくは、同国の切手エージェントだった米国人のトッド氏が、ブータン切手の認知度を高めるために企画して切手を提供したものでしょう。
 同社のアメリカ法人が作成・配布した、手紙タイプ(2番目の画像)と、カナダ法人が作成したカードタイプ(3・4番目の画像)の2種類を入手できました。
Bhutan3dactifed1
Bhutan3dactifed2a
Bhutan3dactifed2b

| | コメント (0)

2026年5月24日 (日)

インドネシアの水牛革添付切手「加刷」+絹製切手

Indonesiapuppet1
  最近絹製等の小型シートを頻繁に発行しているインドネシアから、今年の4月にまた新たなセットが発行されました。
 同国伝統の影絵芝居であるワヤン・クリ(Wayang Kulit)を描く2種の小型シートセットで、1つは 2012年に発行された水牛革添付切手のシート地への加刷、もう1つは新規デザインの絹製小型シートです。発行数は、3,000セットで、シリアル番号入りです。
 ちなみに、水牛革添付切手のシート地への加刷切手は過去にも(私が把握しているのは2013年と2022年)発売されています。貼付に手間がかかる切手なのに大量に売れ残っているのでしょうか。
 水牛革の添付部分の拡大画像は以下の通りです。
Indonesiapuppet2
 2種の小型シートは、見開きのフォルダに収められています。
Indonesiapuppet3

| | コメント (0)

2026年5月23日 (土)

タイのフロック加工紙製切手

Thaiflock1
 遅ればせながら、2024年2月にタイから発行されたフロック加工紙製切手を入手しましたので、ご紹介します。
 ペットの日(Love Your Pet Day)を記念した小型シートで、猫を背負った犬の図案が、フェルトのような手触りのフロック加工紙に印刷されています。
 同時に、タイの動物保護団体である"The Voice Foundation"のロゴが加刷されたシートも発売されました。加刷部分の拡大画像は次の通りです。
Thaiflock2
 どちらもシート地にシリアル番号が入っていますが、発行枚数は不明です。

 

| | コメント (0)

2026年5月 6日 (水)

北朝鮮の金属板製切手

Nkoreametalfront
 北朝鮮では、2026年3月に切手発行80周年を迎えましたが、それを記念する切手として、金属板(おそらくアルミ系の合金)製の切手を発行しました。冒頭の画像の通り金色の豪華な切手で、目打入(左側)と無目打(右側)の2種類が発行されています。1枚のサイズは39×51mm、厚みは1mm以上あるのは確かですが正確には分かりません。重さを測ってみたところ、1枚約20g(正確な重さは不明)もあり世界一重い切手です。
 アルミ系の金属板製の切手は、過去にも2005年のガンビア等が発行していますが、今回の北朝鮮の切手は、大きさも厚みも大幅に上回っています。また、裏面にもマークや文字が描かれており、セルフ糊等は付いていません。
Nkoreametalback
 この切手は、1枚ずつプラスティック製のケースに収められています。
(2026.5.23記事追加)後日、別の業者から購入した際にはこのプラスティック製のケースはありませんでした。
どうやら、このケースは発行者側が用意したものではなく、私が最初に購入した業者が独自に用意したもののようです。
よく見るとケースは切手を収めるには厚すぎ、縦の長さが若干足りないため斜めに収納されていました。
Nkoreametalcase

 パッと見たところ、切手というよりも記念メダルのようですし、20gもの重さでは封筒に貼付するのも大変です。しかし、発行の資料を見る限り通常の紙製切手と同列に掲載されており、あくまでも高額面(紙製切手は50won、金属板製切手は800won)の切手として発行されているようです。
(2026.5.18記事&リンク追加)発行主体であるKorea Stamp Corporation のHPのcatalogコーナーにも、通常の切手と同列にこの金属板製切手が掲載されています。
http://www.korstamp.com.kp/stamps/index-en-2026-2-all-publish_date.desc-20.html

 発行数は、紙製切手は目打入10,000セット・無目打1,000セットに対し、金属板製切手は目打入5,000セット・無目打2,000セットと結構多く、特に無目打は金属板製の方が多いのが注目です。
Nkoreametaldata
 参考までに、通常の紙製切手(小型シート)も同時購入しましたので、ご紹介します。
Nkoreametalpaper

| | コメント (0)

2026年5月 5日 (火)

香港のレーザー加工切手・絹製切手

Honghorse
 香港が2026年1月に発行した年賀切手の小型シートが届きました。
 恒例となったレーザー加工の切手で、馬の絵の部分がレーザーで透かし彫りのように切取られています。

 香港からはもう1点、3月に発行された水墨画を描く絹製の小型シートも届きました。
Hongsilk_20260505181801

| | コメント (0)

2026年4月17日 (金)

ヌード切手の先駆け

Espana1930majadesnuda4pts
 世界最初のヌード図案の切手といえば、スペインが1930年に発行したゴヤ作「裸のマハ」の絵画切手(冒頭の画像、出典:Wikimedia Commons)であることは広く知られていますが、それより77年前の1853年にもその先駆け(?)ともいえる切手が発行されていました。
 世界最初の三角形切手として有名な英領喜望峰の切手ですが、中央に描かれている希望の女神像の左胸が露出しています。この切手は、何度も現物を見ているのですが、図案が小さく印刷も若干ぼやけていたため、最近改めて気づいた次第です。

 手持ちの切手で、最も印刷が鮮明なものをスキャンした画像がこちらです。(クリックすると拡大します。)
Sg2a
 オークションに出品されていた黒色のプルーフでも左胸の露出が判ります。
Proof
 このプルーフの女神の部分を切り取った画像です。
Photo_20260417123401
 上記の画像を生成AI(Copilot)でカラー加工してもらった画像です。少し艶めかしくなりました。
Copilot_20260320_213445
 人間ではなく女神の、片方の胸だけの露出で、ヌードといえるかどうかの解釈は人それぞれだと思いますが、興味深い事例であることは確かです。

| | コメント (0)

2026年4月 6日 (月)

キウイのフレーム切手

01_20260405213901
 4月10日から12日のSTAMP-SHOW2026の「郵趣MYコレクション展」に「円形キウイ切手」というタイトルの作品を1フレーム出品します。ニュージーランドが1988年に最初の円形キウイ切手発行して以降、デザイン等を変えて何度か発行が続いていますが、それらを網羅してまとめた作品です。目玉は、最初の円形キウイ切手のダイ・プルーフと、2018年発行シリーズの無目打でしょうか・・・。該当のリーフをご紹介します。
02_20260405214401
16
 また、冒頭のタイトルリーフの水彩画は、元・切手デザイナーの中丸ひとみ さんに特別に描き下ろしていただいたものです。
 せっかくですので、中丸さんの許諾を得てフレーム切手も作成しました。といってもそのままフレーム切手にしたのでは変わり種切手の要素がないので、別途「キウイ型の穴あきフレーム切手」を作成して組み合わせました。1つ目のシートはSTAMP-SHOWの記念品としてシート地に歴代の円形キウイ切手の画像を加刷しました。2つ目のシートは昨年10月にニュージーランドのスチュワート島に旅行して野生のキウイを観察した記念品としてシート地に現地で私が撮影した写真を加刷しました。
Roundkiwi
Stewartisland

| | コメント (0)

«変形・穴開き小型シート(インドネシア・ルクセンブルク)